圧力容器から水漏れ=作業ミス、外部影響なし-東海第2原発
経済産業省原子力安全・保安院は26日、東日本大震災で運転を停止し、点検中の日本原電東海第2原発(茨城県東海村)で同日午前、原子炉圧力容器の下部から炉内の水が漏れているのが見つかったと発表した。漏水は止められ、外部への影響はないという。保安院は作業中に誤って止水用パッキンを緩めた可能性があるとみている。
保安院によると、定期検査中の同原発で午前10時20分ごろ、水が漏れ出しているとの警報があった。作業員が確認に行くと、圧力容器底部から制御棒を炉内に入れる管(案内管)から水が漏れていた。午後1時すぎに水の漏えいが止まったことが確認されたが、作業員4人が水を浴びた。外部被ばくは最大で0.72ミリシーベルトで、内部被ばくはなかった。
当時、制御棒駆動装置の復旧作業中だったが、手順書の指示と異なる案内管のパッキンを緩めてしまったため、炉内から水が漏れ出したという。(2011/10/26-21:24)
漏れた水は22・4トン 東海第2原発
2011.10.26 14:03 [放射能漏れ]
定期検査中の東海第2原発(茨城県東海村)で原子炉圧力容器内の放射性物質を含む冷却水が格納容器に漏れた事故で、日本原子力発電は26日午後、漏れた水は約22・4トンと明らかにした。格納容器内のタンクにたまった水量を確認した。
水に含まれていた放射性物質は1リットル当たり400ベクレルで、日本原電は「濃度は限りなく低い」と説明。原子炉の燃料は使用済み燃料プールに移してあったが「燃料がなかったとはいえ、重大な事象だと受け止めている」とした。
日本原電によると、26日午前10時20分ごろ、格納容器の下部で水漏れを示す警報が出た。圧力容器に制御棒駆動装置を取り付ける際に、水を止める板のねじを誤って緩めたのが原因で、男性作業員4人が水をかぶったが被ばくは確認されていない。
汚染水を軽く考えているのか、記事も軽め。
作業員が汚染水を被ったことがメインの記事になってしまっていますが、そっちも大事ですが、汚染水が撒かれたことも気になります。
汚染水は濃度によって、作業場所を失わせる。
漏れたところを汚染させてしまうから。
1リットル当たり400Bqとはいっても、集中的に狭いところに漏れ続けていれば、その部分は高濃度に汚染されることになる。
400Bq×22400でいいのかな。
8960000Bq。
十分危険な濃度だと思うのですが。