房総半島沖でスロー地震 大震災で早まった可能性
防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は10月31日、千葉県の房総半島沖で10月下旬からプレート(岩板)の境界がゆっくり滑る「スロー地震」が起きていたと発表した。
この海域では、約6年周期で繰り返しスロー地震が発生しているが、今回は観測された中で最短の前回から約4年で発生した。同研究所は「東日本大震災の影響で、早まった可能性がある」としている。
房総半島沖では、陸のプレートの下に沈み込むフィリピン海プレートとの境界が、約1週間かけて10センチ程度滑るスロー地震が起きる。
2011/10/31 21:12 【共同通信】