燃料保管の建屋 クレーンにひび
10月28日 16時9分
東京電力福島第一原子力発電所の1号機から6号機の使用済み燃料を保管している燃料プールがある建屋で、クレーンを支える装置がひび割れしているのが見つかり、東京電力は、3月の地震の揺れでひび割れしたものとみて調べています。
福島第一原発では、1号機から6号機の使用済み燃料6375体を保管している燃料プールがある建屋で、27日、燃料の取り出しに使うクレーンの点検作業が行われました。その際、クレーンを支える台車の車輪にある直径25センチの鋼鉄製の車軸の連結部分に幅5ミリ程度のひび割れが1か所あるのが見つかりました。東京電力は、3月の地震の揺れで車軸の連結部分に荷重がかかってひび割れしたものとみて調べています。原子炉建屋にあるクレーンでは、4年前の平成19年の新潟県中越沖地震の際、柏崎刈羽原発でも同じように台車の車軸に損傷が3か所あるのが見つかっています。東京電力は、3年以内に福島第一原発の原子炉建屋の燃料プールから燃料を取り出す作業を始める計画で、その前にこの建屋の燃料プールからもクレーンを使って燃料の取り出しを検討しているため、今後、部品の交換などを進めることにしています。
この記事には書かれていませんが、10月27日に震災後初めて供用プールに入ったそうですね。
それが一つ異常です。
おかしい事があるからこそ、今まで入っていなかったということでしょう。
震災後、冷却循環は出来ていなかったにもかかわらずです。
燃料プールの冷却水は、冷却できない状況でグルグル回していた状態が続いていたはずです。
今回は、クレーンを支える車軸にヒビということですが、供用プールの燃料棒をどこに動かして、どこから持ってくるつもりなのでしょう。
1・3号機は上部が飛んでいるのでクレーンもダメでしょう。
4号機もあの状態ですから、正常に動くのかは疑問です。
2号機は線量が高すぎる。
5・6号機はまだ人が入ったニュースは聞いていません。
建屋は上が重たい不自然なつくりですから、早く抜けるものなら抜いてほしいものです。
できるものなら、4号機は早く動かして欲しいものです。