吉田所長が入院、退任へ=「断腸の思い」作業員に-東電、病名など非公表・福島第1
東京電力は28日、福島第1原発事故の収束作業に当たってきた吉田昌郎所長(56)が体調を崩して入院し、12月1日付で所長職を退任すると発表した。後任は高橋毅・原子力運営管理部長(54)で、吉田所長は本社の原子力・立地本部付となる。
東電によると、吉田所長は今月14日まで同原発に勤務。検診で中旬に病気が見つかり21日に社長に報告、24日に入院した。東電は吉田所長の病名とこれまでの被ばく線量について、プライバシーを理由に公表していない。
細野豪志原発事故担当相は28日夜、内閣府で記者団に対し、「放射線の影響ではないということは確認できている」と述べた。
吉田所長は同原発の作業員に向けたメッセージを出し、「医師の判断で急きょ入院治療を余儀なくされました。このような状況で発電所長を続けることはできず、残念ながら重要な時期に免震棟を去らざるを得ません」と説明。「震災以来一緒に仕事をしてきた皆さんとこのような形で別れることは断腸の思いですし、ご迷惑をお掛けすることになり心よりおわびします」とした。
(2011/11/28-21:43)
私は、この人も東電の人間、しかもエリートであると言うことは忘れていません。
事故を起こしたときの責任者であることも忘れていません。
その罪はある。
しかし、この破滅的な危機を乗り切ったのも、吉田氏の努力とリーダーシップのおかげだと思っています。
お疲れ様でした。
お体を大切にして欲しいです。