ともかく今日の妻はぐったりしていました。
痛くて寝れなかったのですから、仕方ないですね。
それでも、昼食後に飲んだ痛み止めのおかげで、3時のお風呂上りくらいからちょっと元気になりました。
もっとも、それは薬による作られた元気ということがつくづく分かったので複雑です。
とりあえず6回分が準備されていて、今後の妻の体調に合わせて出されるようなのですが、おそらくかなり強い薬なのでしょう。
細かな説明はありませんでしたが、リスクが高いのでしょう。
それにしても、今日の痛みは、本人や私もショックを受けましたが、相部屋の患者さんやご家族、看護士さん(担当医は出張中)たちにも、それぞれショックがあったようです。
妻へ先生が「驚異的な回復」という表現をしたのに対し、私たちはもちろん、看護師さんたちも少し油断があったんじゃないかと思います。
しかし、やっぱり身体の中を切り刻んだのは事実であり、やっぱり他の患者さんと同じように妻にも苦しみがやってくるのは当たり前なのでしょう。
また、おそらく病棟の中で一番大きな手術をしたにもかかわらず、その妻の元気が相部屋の患者さんやご家族の希望でもあったようで、少しガッカリしたのではないでしょうか。
とくに、ほぼ同じ手術をしたお隣のご夫婦は、妻の急変に驚いたのと、それが自分(妻)の未来の姿になる可能性があることを悟ったようです。
それでも、風呂上りにはちょっとだけ病院内を散歩して、母に電話をしたりするほどの回復はしました。
談話室で夕食を食べ、DVDを見ていると、あっという間に8時30分。
早いです。
最近は消灯9時なので、だいたい30分を目安に病室を出るようにしています。
それでも、2人でエレベータを上がったり下がったりして名残を惜しんで、あとにしました。