今日は、朝に1階の喫茶室で会ったあと、妻曰く「白い虚塔」の巡回の日。
執刀医の部長先生が、先生たちや看護士を連れて病室を巡回するのです。
たいていの患者さんは1回遭遇するだけですが、入院が延びた妻は2回目。
担当医は、そうとうこっ酷く怒られたようで、妻の顔を見ることもできなかったようです。
部長より、最低でも今週いっぱいの入院を告げられたそうです。
その後、担当医だけが改めて妻のところに来たそうです。
血液検査の結果を見て、今後の治療方針を告げに来たそうです。
私も妻も、この担当医は若くて経験不足は仕方ないですが、分からないことに見栄を張って何かを答えようとせず、いったん持ち帰って回答する誠実さは気に入っています。
普通の人がなかなか持つことのできない資質を持っていると思っています。
とりあえずは、木曜日まではいろいろな点滴を打ちまくり。
手術で切った中身が化膿しているのだろうということです。
滅多にないことが起こってしまって申し訳ないと言っていました。
私たち夫婦は、執刀医や担当医に不満は無く、留守番の副部長に不満があるので、とくに下っ端の担当医は可哀想に思っています。
私が病院に着いたときには、妻はまだ点滴中でした。
点滴が続くので、点滴の管を付けっ放しにされてしまったのですが、これが隣の奥さんとも数日前に話しをしていた手首のところ。
ビジュアル的にもここに管を付けられてしまうとかなり手の作業が制限されてしまい、食事やその後のお風呂も大変だったようです。
私は、うまれて初めて女性の髪の毛を束ねるということをしましたし、髪の毛を乾かすということもしました。
もちろん、うまくいかずに大騒ぎ。
お風呂から出たら、また点滴。
どうしても手首が嫌なので、1回抜いて、明日の朝にもう1回つけて欲しいと妻は願い、点滴上手な看護士さんは了解して戻っていきました。
しかし、点滴が終わってきたのは妻の担当看護士さん。
明らかに妻を説得に来ていました。(笑)
妻の血管は、点滴をするのにかなり難しいそうで、ベテラン看護士も苦労するのだそうです。
「そこにしておくのがお互いのため」という説得に、妻もあきらめました。
ちょっと散歩して、土曜日にある教え子の結婚式出席のキャンセル。
前もってキャンセルの可能性は伝えていたとはいえ、スピーチまでキャンセルですから申し訳ないです。
その後、診察室に行って勝手に妻の血圧の測定。
なぜか、人のいないときを見計らって測定していたのに、今日は事務の人が残っていて「血圧の測定?」と笑っていました。
何でばれているのだろう?
談話室で食事をしたのですが、食事後に患部からほんのちょっとだけ出血。
大急ぎで看護士に伝え、寝かせました。
これくらいの時期にあることとの話でしたが、金曜日のことがあるのと、そのときの看護士が今晩もいるのでちょっと心配です。
今日も早めに撤収しました。