ゲレモバな日々

鞭嵜八幡神社

運動不足ギミなので、今日は歩いて鞭嵜八幡神社に来ました。
しかし、病院からの近道を見つけてしまい、あまり歩いたことにはなりません。（笑）

４月７日朝

昨晩は、寝ているのでそのまま帰ったのですが、玄関を出るときにメールが来たのでこっそり乱入。
というか、ここの病院は比較的ファジーなので嬉しいです。
こっそり一泊できそうな感じですが、それをやると規制が厳しくなって皆さんに迷惑がかかるのでガマンしています。（笑）

病室に戻ったらトイレに行きたがっていたのですが、自力で昼間よりは少し軽く動いていたので驚きました。

昨晩は、温泉に行った頃から雨が降り始めていたのですが、けっこう強い雨が続いていました。
しかし、目が覚める頃にはこの空でした。

草津湯元 水春

今日も水春です。
足が浮腫んでいる感じがあるので、炭酸水素泉と水風呂のコンボでスッキリしようと思っています。
土日は金額が上がるので、どこかでワンコイン券を手に入れたいところです。

泉質は、ナトリウム－炭酸水素塩・塩化物泉。
PH8.2。
来週の半ばまでは桜の香りのシャンプー類や桜風呂などの桜企画で、一足早い桜の季節が味わえます。

越後秘麺 無尽蔵

新潟六日町でお馴染みのラーメン屋さんです。
草津で新潟のラーメンというのももったいないですが、味噌ラーメンが食べたくなったのです。
あと、妻も母も、私の顔が浮腫んでいるから野菜を食えとうるさいので、野菜味噌ラーメン。（笑）
コメは食いたいので、チャーハンセットにしました。
 コメは天日乾燥自然米こしひかりを使っているのだそうです。
麺は、ここのは「柿ポリフェノール」を練りこんでいるそうです。
特別に美味しいというわけではないのですが、不味いということもない安心できる味です。 

病室からの夕日

病室に行って、２人して溜まっていることを一気に話しました。
今日は上の切ったところを早くも抜糸したそうです。
頭が痛いのとお腹が痛いのを病室の担当医に話したのですがスルー。
担当看護師に話しても、昨日の今日だからねぇとスルー。（笑）
まあ、あまり薬は使わないほうがいいからとなだめました。
私も、昨日食べたものやお風呂の話。
他愛も無い話です。

話していたら昼食の時間。
今日の妻の食事は「重湯」です。
重湯だけなのかと思っていたら、具なしの味噌汁やミカン味と抹茶味の葛豆腐？と酸っぱいブドウ味の葛？が出てきました。
醤油や塩も使って良いようです。

昨晩は、夜勤の看護師さんと少しお話をしたそうですが、執刀してくださった先生は日本でも５本の指に入る名医であるとか、ここを紹介してくださった神戸のお医者様はＮＨＫのテレビに出ていた方。
２人はお友達なので、手術ももっと待たなければならないのに早くできたなどと教えてもらったそうです。
ともかく、執刀医はこの病院の誇りのようです。

寝てばかりいると腸が動かなくて身体に悪いので、病室内にあるトイレには自力で歩いていきます。
食べてトイレにいったら疲れたようで、寝てしまいました。
寝て間もなく、母と弟が来ました。
妻が起きるまで待って、起きたところで３人で他愛も無い話。
５時ちょいのバスで母と弟は戻っていきました。

２人きりになって、妻の手や足などを揉んでいると、夕日の時間になっていることに気がつきました。
写真を撮って見せようとしたら、起きて見ると言って、なんとかベットから起き上がって見ていました。
手術の前の日の夕日を見たときに、妻も思うものがあったのでしょう。
また２人で見ることができて本当に良かったです。

やがて夕食。
重湯。
梅ひしおが付いています。
あと、葛を溶かしたお味噌汁とプリン。
妻はプリンが好きなのですが、ほんのわずかな量なのに、今回も間食できませんでした。
食べたら疲れたのか寝てしまい、面会時間が過ぎたので今日は寝顔を見て撤収。
術後の経過が良くてホッとしました♪

面会時間待ち

談話室で面会時間が来るのを待っています。
もっと早く来ても良いと言われていたのですが、お世話になる日数もそこそこあるので、なるべくルールは破りたくありません。
中央の森が、先ほどの鞭嵜八幡神社さまです。

鞭嵜八幡神社 瓦

本殿の瓦もこのとおり。
海かはともかく、水に縁のある神社なんですね。

ちなみに、妻の占いには「名医に出会い本復する」と書かれていました。
いつもながら、恐ろしいほどの的中率です。

鞭嵜八幡神社 本殿

手術の前に行った戸隠神社で占いをしたところ、「海の神を信仰すべし」と出ていたのが不思議でした。
私は、ともかく泳げないし海に縁が無かったんですね。
この神社には、摂社に大山祇神社や金比羅神社など海（水）に縁のある神様が揃っています。
偶然にしても出来すぎで、本当に驚きました。

鞭嵜八幡神社 桜

敷地内の桜は１分咲き程度。
明日はまた少し寒いので、蕾も固く閉じてしまうでしょう。

鞭嵜八幡神社 表門

神社の割りに変わった門だと思ったら、近くの膳所（ぜぜ）城で使われていた門なのだそうです。
瓦には立葵の家紋。
膳所城城主本多家の門だそうです。
横の龍は、東日本大震災の復興を願って地元の方々が奉納したそうです。

鞭嵜八幡神社

ムチザキと読むそうです。
へいたろう君が、昨日八幡さまに妻の手術の成功を願ってくれたそうなので、前々から病院から見える森が深い鞭嵜八幡神社に来ました。
郷社ということですが、源頼朝が立ち寄ったこともある由緒ある神社のようです。
何よりも、地元の方に愛されていることが分かります。

草津の風景

今日は午前中はシャバの用事をいくつか。
草津にはこんな風景がいっぱいあります。
病院の周りはほとんど瓦屋根ですし、この家のように蔵を所有しているところも何件か。
近江の豊かさが如実に分かります。
この地を押さえることによって、織田信長が急激に力をつけていったのもよく分かります。 

草津湯元 水春

今日はイオンタウンの方に来ました。
本を買ったときに、ワンコイン入浴券を頂いたのです。
昔は、極楽湯が５００円を切っていて良かったのですが、今は平日でも５５０円。
水春はワンコイン券や１００円引き券、それにチケットショップでワンコイン券が１００円で売っているので６００円で入れます。
２人なら５５０円になるんですけどね。
しかも、こっちは温泉で炭酸浴もあるのですから、正直５０円差なら極楽湯を選ぶ理由がありません。

今日は５時半には起きて、妻の手術に立ち会って、さっきやっと食事をしたので、お風呂に来てドッと来ました。
母や弟が途中で食べる機会をくれたのですが、食べちゃうと気が抜けちゃいますし、とても食べる気にはなりませんでした。
仕事をしているときも、食事代わりに缶コーヒーなんて良くありましたし。

泉質は、ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉。
PH8.2。
ここは始めから鍵がついていて、コインを使わなくて済むのが嬉しいです。
まあ、他にあったら他に行くかなぁという感じです。
でも、今回はここがメインかな。

餃子の王将

１人だと、ほんとうに食うものなどどうでも良くなりますね。
それでも昨日よりは味がします。（笑）
写真は酢豚定食！
酢豚はほとんど食べ終わった頃に出てきました。
朝から何も食べていませんでしたし、ガンガン食ってしまいました。
それにしても、シイタケのスープとは勇気がある。（苦笑） 

本日撤収

手術したての妻を置いていくのは不安です。
ちょっと血圧が高くなってきてしまっていたのです。
あと、昨晩の夕食を最後に絶食、今朝の６時から水も飲んではいけないのが、やっと夜７時に水を含むことは許可されたのですが、飲みたくなっても１人では飲めない状態。
オマケに、お腹も少々痛がっています。

夜の担当の方に聞いたのですが、とりあえず頭痛は麻酔の後遺症。
確かに帰る頃には楽になってきていたようです。
お腹が痛いのは、お腹から管が出ているそうです。（驚）
また、内視鏡手術を行うには、お腹にガスを入れるために、腹膜や鎖骨の当たりに違和感がしばらく残るのだそうです。
確かに妻は腹膜に違和感があるそうです。

７時までは、少し起きては寝てを繰り返していましたが、計ったように７時に意識も回復して、１時間ほどでしたがいろいろ喋りました。
身体にはいろいろと管がついていて、動くには不自由そうでしたが、とりあえずは意識もハッキリしていて、それなりにいつもの元気印です。

手術の前に、「お花畑から呼んでいる人が居たとしても行っちゃダメだよ」と固く言っておきました。
手術台に寝て麻酔を吸わされたらすぐに意識が無くなり、目が覚めたら居間の部屋だったそうです。
４時間以上も立ったという感覚も無く、あっという間の出来事だったそうです。
その間は真っ暗で、お花畑はまったく見えなかったとのこと。
冨士霊園で、妻の祖父・祖母に追い返すようにお願いしておいて良かったです。（笑）

手術終了

１時過ぎに手術が終了しました。
予定は５時間ですから、１時間早く済みました。
大きな出血もなく、順調だったそうです。
　
担当医から手術の説明。
覚悟はしていましたが、切り刻まれた妻の身体の一部を最初に見せられました。
こういうものは苦手なんですが、不思議と見れました。
次いで、ＤＶＤを使って手術の説明。
胎内にカメラを入れて、録画するようです。
臓器の説明や、焼かれて切り落とされていく過程を見せられました。
最後に、小さな穴から出すために、妻の身体から切り離したものが切り刻まれるのが、寂しくてつらく思いました。
　
病室に入れられた妻は、麻酔が効いていて、ときどきうっすらと目を覚まします。
最初に言ったのが私の名前で、次は頭が痛い、喉が痛い、お腹が痛いと言ってました。
時間が経つに連れて喉の痛みは薄らぎ、またお腹の痛みは麻酔を打ちました。
しかし、どうしても頭の痛みは取れない。
アイスノンを使ったり、身体の向きを変えたりして様子を見ている段階です。
　
良く寝て、良く排尿していると看護士さんは言ってました。

手術室

妻は手術室に入っていきました。
　
６時過ぎに病室に行くと、ちょうど妻が歯を磨いているところ。
昨日の夜の話しなどをしていると、看護士さんがきて浣腸。
一段落したところで、点滴を打たれました。
点滴を打たれて少し経つと、妻は眠くなってきたようでウトウト。
看護士さんから、髪の毛を２つに分けて縛るように指示があり、ちょっと慌てているところに、母と弟がきました。
２つに分けて縛るのはあまり見たことがないので新鮮です。
　
昨日の話しや、母と弟が明日・明後日に見て回るところなどを話していると、手術室に降りる時間になりました。
時間がつぶれて、母と弟を呼んで良かったです。
　
婦長さんに連れられて手術室。
妻なりにいっぱいいっぱいなのでしょうが、取り乱すこともなく入っていきました。
私と妻だけだと、２人で大泣きになったでしょうから良かったです。

戦闘開始の朝

ドラキュラも、妻の手術の日には早起きをする。
病室の主治医さん（男気番長似）が、朝からの手術の方がいろいろ考えないでいい、と言っていましたが、本当に良かったと思う。

極楽湯 南草津店

遅くなったので、極楽湯の前の「けん」で食べたけれども一段と美味しくない。
残しました。
お風呂は、普段は長風呂なのに３０分くらいで疲れてしまった。

妻の影

午後８時消灯なので、その前には病室を出ました。
しかし、妻が不安がるので１階のロビーで３０分。
９時には睡眠薬を飲む予定です。
放ってはおけないとはいえ、数日前までは、そこらへんの男たちよりも激しいスキーをやっている妻です。
実際、看護士さんが身体を測定したときに、見かけとは違う筋肉隆々っぷりに驚いていました。
「逃げ出してしまえばこんな思いはしなくていい」と何度も思いました。
妻も同じ思いでしょう。
しかし、病魔は限界を越えていて、徐々に妻を蝕んでいる。
それでも、四六時中一緒に過ごしている妻です。
どこからどこまでが自分で、どこからどこまでが妻なのかも分からないくらいなのに、社会的には私と妻は分けなければならない。
妻が、せめて駐車場にいて欲しいというので、今日は駐車場で過ごします。
不意に妻の病室のカーテンが開き、妻の影がブンブンと手を振ります。
いつまでも、いつまでも。
両手で、片手で手を振ります。
もうこらえられませんでした。
妻からの他愛のないメールに応え、他愛のないメールを返しては、妻の影を見て泣きました。
もう同じ日々にはならないことを思い、泣きました。