不気味な雲の中、がんセンターに向かいます。
親父を連れて行ってから2週間、もう一度検査をやり直したわけですが、結果に不安が募ります。
朝早くに、急遽30分早く肝臓の先生からの診断結果が出るということで、予定していたプランはメチャクチャ。
そんな重大な知らせをメールでよこす弟にも腹が立ちます。
病院についてみると、待合室にはいません。
妻の機転で受付に聞いてみると、すでに診察室に入ったとのことで、急いで飛び込みました。
説明が半分くらい進んでいたところだったのですが、改めて説明をしていただいたところ、肝臓には影があるけれどもなんだか分からない。
とりあえず、3日間入院をして肝臓から細胞を取り出して判断をしたいということになりました。
続いて胃の先生の診断待ちですが、弟が自分だけマスクをして舟を漕いでいるのにさらにムカツキ度アップ。
親の分までマスクを用意して、必ず着用させるように言っていたのに、これでは治しに来ているのか、病気になりに来ているのか分かりません。
胃の先生の方は、もう肝臓が分からないのですから必要のないレベル。
すべてが肝臓の検査待ち。
ただ、単独の肝臓がんなら、それ以前に肝臓の病気があるはずなのに、それが一切ない。
極めて特殊な症例で困っているとか言い出して、こちらも困ります。
お
診察が終わって会計待ちのときに、弟が偉そうなことを言うので、遂に蹴りを入れました。
「用意しておけ」ということは一切やってないで、手前のことは棚上げのくせに、私と妻が来ないと何も進められないのですから話になりません。
結局、用事を済ませて実家に行ってみると、今度は親父がわがままを言いだしたそうで、親父が寝た後に遅くまで対策会議になりました。