遠くの方に、放下鉾がかすかに見えるでしょうか?
北から南を見ています。
去年までは一方通行で、この方向にしか進めません。
本来なら、八幡山が目の前にあって、次に北観音山、南観音山の巨大な山が連なっているはずなのにこんな状態です。
隣の室町通は、逆に四条通から北に向かって、菊水鉾、山伏山、鯉山、黒主山、役行者山と続いているはずなのに、菊水鉾と山伏山のみ。
鯉山は会所が開いていましたが、これもここまでで、四条通の北側は今までだったら夜は歩行が困難なほどに人が集まっていたのに、スカスカです。
可哀想なのが周辺の商店。
前後祭に久しぶりに分かれて、予想もつかない状況なのでしょうが、たくさんの店員を集めたものの人が来ないものですから、おそらく大赤字なのではないでしょうか。
賑わっているのはくろちくばかりで、四条通の北側は状況が一変していました。
地元の人たちは、「こんな状況は今年だけでしょ」と言い合っていましたが、このまま来年も同じとは考えられないような気がします。
ただ、テレビで録画した山鉾巡行を見ていますと、23基という数は巡行には良い数なのかもしれません。
鯉山が来年の一つの可能性を示しているのかもしれないなぁと感じます。
ちなみに、後祭は10基の山鉾がでますが、前祭のように屋台が出ることはありません。
古来の宵山が復活するということですので、それはそれで楽しみです。