戸隠神社の御神籤に、少彦名命を崇拝すべしと出ていて、一番最初に思い浮かんだのがこの神社です。
御神籤には淡島神社という指定もあったのですが、それは後々として、まずは近場の沙沙貴神社です。
主祭神が少彦名命というのは多くないのです。
合わせて、名前のとおり佐々木氏の氏神にもあたります。
佐々木氏は、宇田源氏としてこの地に発祥し、源頼朝の石橋山の合戦に参戦した佐々木4兄弟や、室町時代のバサラ大名で有名な佐々木道誉、そして、南近江を治めた六角氏、後に丸亀藩藩主となる京極氏などを輩出しています。
後述しますが、日露戦争の203高地で有名な乃木将軍も佐々木一族としてこの神社を崇拝していたそうです。
それだけに、神社のあちこちには神社の神紋であり宇田源氏の家紋である「七ツ割 平四ツ目 目結紋」がうるさいほどあちこちに使われています。
参道の鳥居には佐佐木大明神。
ベイスターズの?(笑)
西に進んで行き、途中から北に折れる参道で、正面に独特の楼門が見えてきます。
かなり頭でっかちな雰囲気ですが、これだけの茅葺が作れるのに財力を感じます。
そして、廻廊の外には「出会いの椙檜」
手前に男(おのこ)石と女(めのこ)石が置いてあり、男性は男石から女石へ、女性は女石から男石へ出会いや縁結びを願って歩いて到達できると良いそうです。
あと、神社の周りには「なんじゃもんじゃの木」と書かれた札がいっぱい下がっていました。
ここの御神木になるようです。