妻の打ち身の状態が酷いので、野沢温泉の真湯まで来ました。
ブーツを脱いでみたら足首も腫れていて、真湯までの道のりもやっとの感じでたどり着く状態。
外湯が閉まる1時間くらい前になってしまいましたが、湯の力を信じて入るしかありません。
全国のいろいろなところの温泉に入りましたが、医者も見放すような病気が奇跡的に治る湯というのは、冷鉱泉か高温泉のように思います。
そういう意味では、ここに来ることが出来て良かったかもしれません。
長湯をすると村人との遭遇率も高くなるのですが、そういう意味では妻は良いおばあちゃんと出会ったかもしれません。
前回のときもそうですが、真湯の区民がなぜ「水を出すこと」を注意するのかを教えてもらえたようです。
そのおばあちゃん曰く。
震災のとき(2011年3月12日の長野県北部地震と思われる)から真湯の湯が安定しなくなったのだそうです。
源泉のところに水が入り込んでしまっているらしく、現在はボイラーで焚いて供給しているとのこと。
真湯の区民は、そのボイラー代も出さなければならないようで、その負担も大きい。
旅行に来た利用者は、そんなことを知らずに、入りに来ると「熱い」といって水をどんどんと入れてしまう。
真湯の区民は、いまよりももっと熱い湯に慣れており、今の温度でも温いくらいにしていて、それでも水を入れることに耐えられないので、元々は湯船に入れる水の出る蛇口も2つあったのを1つにしたのだそうです。
そして、その1つも取ってしまおうという話も出ているそうです。
あとから妻に聞かされて、どうせ張り紙をするのなら、そのことを書けばトラブルも減るのではないのだろうかと思いますが、張り紙を読まずに、入って来るなりに水を入れ始める人も少なくないのも事実です。
いい湯だけに真湯の区民には同情します。
今回は、多めに志を入れてきました。
ちなみに、妻の打ち身ですが、左肘の赤青黄色に大きく腫れあがっているところはかなり腫れが引き、色も少なくなっています。
また、引きずっていた足も普通に歩けるようになりました。
真湯恐るべし。
泉質は単純硫黄泉。