天女舞う南観音山です。
後祭は前祭よりも人出は少なめ。
しかも猛暑なのでかなり空いている感じですが、それでも外国人は今年は多く感じるのは同じです。
日本語はある程度堪能な白人の外人さんが、呆気にとられたように「木…木だよ。木…」と呟いていたのがとても印象的でした。
私たちにしてみれば、釘などは一切使わずに木組みと荒縄で作っていることが当たり前なのですが、そこはやはり外国人にしてみると驚くべきことなのでしょう。
天女の描かれた布は「水引」と言いますが、南観音山や北観音山・岩戸山などの曳山や鉾などは水引が何段にもなっているので、一番上を「下水引」と言います。
加山又造氏下絵による「飛天奏楽」図といいます。
次の水引は二番水引といい、「猩々緋に剣倒巴文金糸伏縫」といいますが、剣と左三つ巴の模様は神社の本殿の階段や上賀茂神社の玉橋などにも見られる魔除け模様のようです。
下水引の上の水引は天水引といい「緋羅紗地四神図」。
ともかく、いろいろな縁起物と龍によって彩られています。
それから、こちらの真松には鳩がいます。