デルタペアに流れ込むつもりが行き過ぎてしまいました。
そこで妻を待っていたところ、目の前で男性と女性が接触したらしい。
私は見ておらず、音と目の前に転がっている髪の毛を振り乱した女性と謝罪している男性を見ただけです。
男の方は近づいて謝罪し、連れの初心者と思われる子供とゆるゆる降りていきましたが、その女性は転がったまま。
アルファークワッドに乗っているときに、「スキーの出来ない七海」という感じの女性を上から見ていて覚えていたのですが、どうやらその方のようです。
昔なら起こしていたと思うのですが、いまは面倒くさい時代なので妻に行ってもらいました。
起こして、ボーゲンの初歩中の初歩のことを教えて立ち去ろうとしたら、3mくらいでまた転がっています。
私も妻も、下まで付き合うしかないかと一瞬で通じました。
妻が再び駆け上がってサポート。
そこからはプチスクール状態。
私「目線は遠く!」って言いました。(笑)
ちなみに、その方も「私、雪を見るのも初めてなんです」とか言っていたので、まさに「銀色」状態です。
何度か転けましたが、その距離は徐々に徐々に伸びていき、とりあえずはチョッカリボーゲンでそこそこ滑ることができるようになりました。
レッツピアが見えるところで、彼女の姿を見てダンナさんがすっ飛んできました。
まあ、大切にされている方なんだなぁということは分かったので、とくに何も伝えずにリフトに乗りました。
が、おそらく30前後の子供を2人産んだ女性が、ゲレンデでたった1人で髪の毛を振り乱して半泣き状態で転がっているのはあまりにも可哀想でした。
「あんたは天才だ」「こんな見事なボーゲン見たことない」とまでは言いませんでしたが、妻と2人で声をかけ続けていましたが、声を掛けないと一瞬で心が折れてしまいそうでした。
お子さんの方も大切だとは思うんですけどね、ゲレンデに来たら「また来たい」と思ってもらいたいものだと思います。