八重垣神社に向かっている途中に、「国宝 神魂(かもす)神社」という文字を見かけてUターン。
こんな近くに国宝のお社を持つ神社があるとは思いませんでした。
ともかく、手水鉢と柄杓に一目惚れ。
一発で気に入りました。
社務所のポスターによると「意宇(おう)六社」
熊野大社(松江市八雲町)、真名井神社(松江市山代町)、揖夜神社(松江市東出雲町)、六所神社(松江市大草町)、八重垣神社(松江市佐草町)、神魂神社(松江市大庭町)
の1つに数えられているそうです。
社伝には、天穂日命が創建したと伝えられているそうですが「延喜式神名帳」「出雲国風土記」などにも記載されておらず、平安時代の創建とみる考え方もあるそうですが、古くからあったけれども国造家の私斎場的な役割だったから記載されていないのではないかとも考えられているそうです。
ともかく、大社造のお社としては最古のものなので国宝指定を受けているそうです。
御祭神は伊弉冊大神(いざなみのおおかみ)。
女性の神様なので、御本殿の千木は内削ぎになっています。
配祀神は伊弉諾大神(いざなぎのおおかみ)です。
ここも含めて「意宇六社」には、「二重亀甲に有」の社紋が多いですが、これは神在月の10月の「十」と「月」を組み合わせたもの。
社務所の絵はがきには、出雲大社のように五色に塗られた九つの彩雲が描かれていることが分かりますが、出雲大社そのものが、この神魂神社の本殿を数倍したものともいわれているそうです。
偶然とはいえ、良いところと巡りあえました。