せっかくご質問を頂いていたのに、お返事が遅くなって申し訳ありませんでした。
迷惑メールの中に紛れてしまっていて、改めてメールを頂けなければわからない状態でした。
申し訳ありません。
ホットワックスに挑戦したいというのは良いことだと思います。
今まで書いてきたとおり、私は固形の生塗りやスプレーワックスやペーストも否定していません。
連戦の最中には、これらのワックスがないと気持ちよい滑走を続けることができないと思っています。
しかし、やっぱりホットワックスで仕上げた板の滑走感と比べると若干落ちるのも事実です。
ホットワックスは決して簡単とは思えませんが、板と向き合うことやワックスをいろいろと試すことに面白さを感じるタイプでしたら苦痛には感じないと思います。
初めてということですので、とりあえず以下のものを揃えたらいかがでしょうか。
①アイロン
人によっては、シャツなどを伸ばすアイロンをそのまま使っているという話も聞きます。(笑)
とりあえず熱を帯びる金属部分が大きいものの方が、温度が変化しづらいのではないでしょうか。
すべてのメーカーを見たわけではありませんが、私の使っている廃盤になったらしいワックスライダーと、ガリウムの高い方のアイロンが写真から見る限りは似ているように思います。
②ワクシングペーパー
たぶん、ホットワックスをしているうちに一度は滑走面を焼いてしまうでしょう。
私は3回焼いてます。(笑)
滑走面を削れば落ちるといいますが、最後に焼いた板は落ちませんねぇ。
ワックスライダーには溝が入っているのですが、その溝の形がハッキリとわかる形に焼けています。(爆)
ちょっと他のことに気を取られてしまって手が止まってしまったのです。
ワクシングペーパーは、それをしているからといって焼けないというものではありません。(上の話のときにもペーパーは使用しています)
過信しなようにしてください。
ワクシングペーパーは、滑走面を焼きづらくするということと、ワックスを薄く均一に塗るのに適しています。
板を温めて(ホットカーペット等)おけば、ワクシングペーパーにワックスを吸わせてから塗ればより楽になりますし、ワックスを混ぜるときにも楽だと思います。
③ブラシ
予算的に1個なら馬毛かボア。
2個買えるなら、馬毛かボアとナイロン。
予算があるのなら、馬毛かボアとナイロン・ブロンズの3個。
ただ、まずは1個にしてその使い心地も確かめたらいかがでしょうか。
いっぺんに揃えるのではなく、少しずつ揃えていく中でいろいろ試しながら修正していった方が良いと思います。
ちなみに、私は馬毛一つでも、毛足の長いのと短いのとスピードブラシの3つを使っています。
④スクレーパー
別にDIYショップでアクリルの板を買ってきて適当な大きさに切っても良いと思いますが、とりあえずは1枚買いましょう。
厚さは、最初は5mmくらいが良いのではないでしょうか。
角がL字状に切れていたものが良いです。
そのL字でエッジのワックスを落とします。
家にファイル(ヤスリ)が無ければ、スクレーパーシャープナーもあった方が良いかも知れませんが、だいたい90度で角が立てば良いので、目の細かい紙ヤスリとかでもだいじょうぶです。
代用品はいろいろあります。
⑤ワックス
固形ワックスには大きく分けて「ベースワックス」と「滑走ワックス」がありますが、別にベースワックスだけでも充分滑ります。(他にグラファイトなどの添加するワックスもあります)
最初は欲張らずにベースだけを揃えたらいかがでしょう。
私は3月頭まではベースだけです。
ワックスには温度帯がありますが、あれは気にしなくて構いません。
塗る順番だと思ってくれればよいです。(笑)
最近試している自家製テフロンブレンドは、ノットワックスとTOKOの一番低温用の青を混ぜたものですが、春の雪でも問題なく滑ります。
書き出すと長くなるので、ここまでとします。
前にも書きましたが、3システム(黄・赤・青)で面倒くさくないので、手に入りやすいホルメンコールやTOKOを使っています。
最近はガリウムの方が良く見かけるのですが、4システム(桃・紫・青・緑)はちょっと面倒くさいです。
それ以外では、リムーバーはあった方が良いでしょう。(私は板には使いませんが)
エッジの錆は砂消しゴムがあれば充分です。
取り急ぎで雑な文章になってしまいましたが、明日のご参考にしてください。