去年の大河よりもマシ
去年の大河よりもマシ
去年の大河よりもマシ
と、まあ自分自身に言い聞かせながら見た、龍馬伝第29回、第3部の始まりです。
とはいえ、第3部の始まりですから、またも弥太郎の宴会風景ってことはないだろうと思っていましたが、こんなところでお佐那さまに会えるとは思っても見ませんでした。
こういうところが、このスタッフは楽しませてくれます♪
最近の研究では、兄の千葉重太郎の繋がりからか、鳥取藩士と結婚していたらしいという記事が発見されたということもありますが、わたし的には独身を通した佐那さまが嬉しいですね。
「ガマンしなさい!」
「あっち!あっち!」
も腹を抱えました。(笑)
話は逸れますが、佐那さんのお墓には「坂本龍馬 室」と刻んであるのですが、新聞記事が事実ならどうなってしまうんでしょうね。
とりあえず、今回は新キャラが続々と出てきて楽しいですね。
楽しみなのは、小曽根乾堂役の本田博太郎さん。
私には、「必殺仕舞人シリーズ」の直次郎のシューシュー言ってたのがいまだに忘れられないのですが、小曽根乾堂は最近の「その男、副所長シリーズ」の警務課長が被ります。
敵か味方か分からない、何かやってくれそうな不気味さが楽しみです。
それから、ルーキーズの岡田君が居なくなったと思ったら、同じくルーキーズから今岡君こと尾上寛之が伊藤俊輔役で出てきました。
剣客商売の飯田粂太郎役でもあり、ちょっと楽しみな役者さんです。
ただ、ルーキーズや今回の龍馬伝のようなシャーシャー言う勢いでこなす役ではない役を見たいです。
お元役のおせんさんこと蒼井優も気に入っている女優です。
もうちょっと精進をして、着物美人道を邁進してもらいたいものです。
踊りガンバレ!
大河では「花神」以来登場することの無かった高杉晋作役の伊勢谷友介。
申し訳ないですが、この人はあまり記憶にありません。
第3部オープニングのジェットコースター展開では、本物の高杉晋作よりも二枚目ですが、なかなか雰囲気があったような気がしますが、カッコつけ過ぎかなぁ。
第3部では重要な役でしょうから、評価は保留ですが、カッコいい高杉晋作で落ち着くのか、鼻持ちならない高杉晋作になるのか、微妙な位置に感じます。
今回は顔見世興行でしたので、まあ面白かったです。
スピード感に誤魔化されたような気もします。
第2部開始もとっても華やかで開放的で、これぞ龍馬!って感じだったのにあの体たらくでしたから、さすがに警戒感満点ですが、今までの登場人物と新しい登場人物の絡み合い方が楽しみではあります。
ただ、この第3部で思ってしまったのが、この脚本は歴史を学ぶ気は無さそうだということは分かりました。
はーい薩長同盟の伏線でーす。
はーい薩長同盟の伏線でーす。
はーい薩長同盟の伏線でーす。
初回のスピード感に誤魔化されそうになりましたが、龍馬を中立のいい子ちゃんに置きたいばかりに、薩摩にも負けない龍馬、長州にも負けない龍馬、グラバーにも負けない龍馬。
今回は西郷ドンも晋作くんもグラバーさんもツンケンしてますが、みーんな訳の分からない龍馬の魅力にコロッといっちゃってお友達になっちゃうような気がしてなりません。
そんな中立いい子の矛盾から、薩摩に厄介になっているはずなのに就職活動しちゃってるし。
西郷さんの「長州を滅ぼしてどうする」は、安易だし早すぎちゃって溜め息が出ちゃうし、長州の「藩論を変えた」も安直としか言いようがない。
小ネタは嬉しいんだけど、本筋で唸らせてくれ!