EU、神奈川産も輸入規制へ 茶葉の基準値超えで
福島第1原発事故を受けて各国が日本からの輸入を規制している問題で、欧州連合(EU)が神奈川県の農産品を規制対象に追加し、輸出の際に放射性物質がEUの基準を下回っていることを証明する書類の添付を要求する方針を固めたことが23日、分かった。日本政府関係者によると、EU内の手続きを経て週内にも実施する見通しだ。
神奈川県のお茶の生葉から食品衛生法の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたことを受けた措置で、EUが放射性物質に関する証明書を求めるのは神奈川を含め13都県の全食品と飼料となる。スイスやノルウェーなどEUと同様の規制を行っている国もあり、EUの規制地域拡大はこうした国にも影響を与える可能性がある。
関係者によると、今月16日に開かれたEUの「食品供給等に関する常設委員会」で神奈川県を規制対象に加えることで一致した。
EUが現在、放射性物質の証明書を要求しているのは宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、新潟、山梨、長野の12都県。12都県以外の食品と飼料の輸入は、産地の証明書を求めている。
農林水産省によると、23日時点で日本の農産品への輸入規制を実施しているのはEUを含む39カ国・地域。
EUと同じ12都県の全食品を輸入禁止にしている中国の温家宝首相は22日、菅直人首相と会談し、12都県から山形、山梨両県を除外すると表明したが、こうした規制緩和の動きは限定的だ。
菅首相はニコニコでしたが、まずは下のマーカーの部分の話から。
山梨県と中国の農産物の取引は実績無し、山形とも加工品で500万円程度の取引しか行われていないそうです。
つまり、除外しても・しなくてもほとんど大差は無いんですね。
山形、山梨両県を除外という言葉ばかりで菅は喜んでいますが、中国はしたたかです。
事前に承諾もとらずに、うまい具合に中韓首脳を「食のパフォーマンス」に巻き込んでご満悦のようですが、尖閣諸島や竹島や北方領土の問題を棚上げになってしまったあたり、損をしたのは日本。
たかだか、いち首相の支持率と領土問題の引換ですから、中韓首脳も少々汚染された野菜くらい喜んで食うでしょう。
次いで上のマーカー部分の話。
なんでやられっぱなしなんでしょうかね。
県単位で対応させて、国は何もする気はないのでしょうか。
茶葉はセシウムが根から吸収されやすく、濃縮が起こりやすい。
日本国のデータはなくとも、チェルノブイリのデータを引いてくれば良い話。
まあ、チェルノブイリのときには、汚染された地域と言われたところの食品は避けましたから、汚染されたとされる地域の食品が避けられてしまうのは仕方ないことかもしれません。
でも、ちょっとは抵抗しろよ。
主張はしろよ。
ふくいち周辺では「いなせ」という、この時期特有の海から陸に風が吹く季節になりました。
つまり、量は減ったとはいえ汚染が進むということです。
前に進めない内閣は要らない。