放射能汚染のゴミ処理に暫定方針 国が15都県に通知
2011年6月29日1時38分
環境省は28日、放射能に汚染された一般廃棄物の処理方針を暫定的に定め、東北や関東甲信越の15都県に通知した。焼却灰や飛灰に含まれる放射性セシウムが1キロ当たり8千ベクレルを超えた場合は、最終処分場で一時保管するように求める。7月上旬にも正式な処理方針を通知する予定だ。
通知では、焼却灰などの放射能濃度を測定するように求めた。同8千ベクレル以下であれば、最終処分場で埋め立て処分できるとした。東京都江戸川区の一般廃棄物焼却施設で、飛灰から同9740ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが27日に判明したため、対応した。
処理方針を通知したのは岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡の15都県。江田五月環境相は「家庭ごみに放射性物質が飛び散っているかもしれない。しっかりした指針を出していかなければいけない」と述べた。
放射線量1ミリ・シーベルト超は福島県東部のみ
日本原子力研究開発機構は28日、東京電力福島第一原子力発電所事故発生から2か月間で一般の人が被曝(ひばく)した放射線量の概算結果を国の原子力委員会に報告した。
一般人の年間の線量限度の1ミリ・シーベルトを超えたのは、立ち入りが制限されている警戒区域など福島県東部の一部にとどまっている。
一方、その10分の1から100分の1の水準(0・10~0・01ミリ・シーベルト)の地域は、岩手県から静岡県付近にかけての広い範囲に及んだ。同機構では「試算は、1日24時間野外にいるとの仮定で求めており、実際の被曝線量はこれよりも相当低い」と説明している。
(2011年6月28日20時27分 読売新聞)
↑
この被曝量の記事は、もの凄い大本営発表で呆れ返る。
1年間の線量限度を2ヶ月間で越えたのは、福島東部のみですって・・・もう。
×6してみろって。
放射線量が今後下がったとしても、これからも被曝は続くわけです。
それに、自然界にある放射線と、原発事故での放射線は同じには語れないでしょ。
確実に、今まで浴びていた放射線とは異質のものを浴びているんです。
そして、どこが浴びている地域なのかというのが、上の記事。
岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡の15都県。
普通にゴミを燃やしているのに放射線が出るってことは深刻です。
同じ日にサラッと出すところがイヤらしい。