一定のめど…原発冷温停止 会期は12月まで、不信任案封じ
2011.6.3 01:02
菅直人首相は2日夜、内閣不信任決議案否決を受けて首相官邸で記者会見し、退陣の「一定のめど」について「言葉通り一定のめどだ。復興に向けて体制作りが必要で原発事故も収束途中だ。安定的な努力が必要だ」と述べ、当面退陣しない考えを強調。「放射性物質の放出がほぼなくなり冷温停止になるのが原発事故の一定のめどだ」とも述べた。収束に向けた工程表で冷温停止を実現するのは来年1月であり、それまでの続投を宣言したに等しい。
不信任案否決については「民主党議員の一致した反対で大差で議決された。おかげで復旧・復興、原発事故の収束といった作業を中断することなく継続して取り組むことができる」と述べ、党所属議員に謝意を表明。9月の訪米にも「しっかり責任を引き継いでいきたい」と意欲を示した。
22日に会期末を迎える今国会の会期延長については「事実上の通年国会だ。12月のある時期までになる」と述べ、大幅延長を表明。実現すれば「一事不再議」の原則により、内閣不信任決議案の年内再提出は不可能となる。
鳩山由紀夫前首相との会談で早期退陣を約束したことについては「文書に書かれた以外の約束は一切ない。公の発言に責任を持つが、鳩山氏との約束は文書の通りだ」と否定した。
1日に辞表を提出した副大臣、政務官の扱いについては「辞表を預かっている。党の処分の方向性を見定めながら最終的に私が判断したい」と述べた。
退陣メド「冷温停止」、通常と定義違うと保安院
菅首相が退陣時期のメドとした福島第一原子力発電所の「冷温停止」について、経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は、3日の記者会見で「正常時の『100度未満』という定義を言っても仕方がない。燃料が異常な今回、どんな状態を指すのか、考えを早急にまとめたい」と語った。
同原発1~3号機の原子炉は、水温は不明なものの、周辺の温度は既に100度近くまで下がっている。
(2011年6月3日14時58分 読売新聞)
細野首相補佐官:できるだけ早い段階で冷温停止時期示したい
6月3日(ブルームバーグ):細野豪志首相補佐官は3日夕の合同記者会見で、東京電力の福島第一原子力発電所の原子炉をいつ冷温停止状態に移行できるのかとの質問に対し、「できるだけ早い段階で時期を示したい」と述べた。
細野氏は「冷温停止をどう定義するかは専門家内でも意見が分かれている」と指摘した。通常では原子炉の温度が100度を下回れば冷温停止状態とされているが、細野氏は1、3、4号機については上が筒抜けになっており、100度を下回っても蒸気は出ないが湯気が出るので見た目は変わらないと述べた。
細野氏は「100度を下回るかどうかは冷温停止条件としては十分でない。放射線放出を低下できるかどうかだ」との見解を示した。
細野氏は冷温停止状態について、「停止したときには、除染して帰れる方には帰ってもらわないといけない。その重要な判断が政局に左右されることはあり得ない。定義は政治家が決めるのではなく専門家が定義する」と強調した。
まあ、やめる気のない詐欺師ですから、それにイチャモンつけてもしょうがないんですが、「冷温停止」でまたドタバタ。
イメージだけで菅が「冷温停止」と言ってみたところ、技術的には「100度未満」。
そこで慌てて「冷温停止」で100度未満に温度が下がることじゃなく、「放射線放出を低下」することが目標とか言い繕いをしています。
だったらプルトニウムがいっぱい散らばってますって言えばいいじゃん。
半減期でも2万4000年も総理ができる。(笑)
というか、イヤらしく突っ込ませてもらえば、細野は
放射線はなかなか止められない
と言ったのも同然じゃないの?
国民よりも人気が大事。
任期切れの前に、人気切れを起こしてます。