2号機プール冷却、目標1か月を2日間で達成
東京電力は2日、福島第一原子力発電所2号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールで循環冷却装置が機能し、70度以上あった水温が同日午後5時に38度に低下したと発表した。
装置の稼働後1か月だった目標を2日間で達成した。プールから出る水蒸気による高い湿度のため、困難だった原子炉建屋内での作業の着手が早まりそうだ。
装置は、プールで温められた水を熱交換器で冷やして再びプールに戻す仕組みで、5月31日夕に稼働した。
プールの水温は稼働前、70~80度あり、東電は目標の41度以下で安定させるには1か月かかるとみていたが、冷却装置の性能が予想を上回ったという。今後、建屋内の湿度低下を待って空気中の放射性物質を除去し、原子炉の冷却作業を本格化させる。
(2011年6月2日21時06分 読売新聞)
このような嬉しい想定外はどんどんあって欲しいですね。
2号機は建屋が健全なので、プールへの配管もやりやすかったのでしょう。
初期に書きましたが、1~3号機は炉とプール、4~6はプール、そして大量に使用済み核燃料が保存されている保管プールと、全部で10ヶ所を制圧しないとなりません。
先日も、5号機の冷却ポンプの故障が報じられましたが、まだまだ道は長いです。
その中では、本当にこのニュースは光を感じられます。
現場のみなさん、お疲れさま!
ありがとうございます!