2号機 窒素注入を開始
6月28日 21時2分
東京電力福島第一原子力発電所で、水素爆発を防ぐ手段として計画されている、格納容器への窒素の注入が、1号機に続いて2号機でも、28日午後8時すぎに始まりました。窒素の注入は、工程表の「ステップ1」の目標達成に重要な要素ですが、残る3号機では見通しが立っておらず、来月17日の目標達成は不透明な状況です。
福島第一原発では、原子炉の水に放射線が当たった際に発生する水素が、格納容器内にたまっているとみられ、このまま原子炉の冷却が進むと、最悪の場合、酸素と反応して水素爆発を起こすおそれがあります。このため東京電力は、水素爆発を防ぐ手段として、1号機から3号機までの格納容器に窒素を注入する計画で、すでに1号機では実施していましたが、2号機についても国の了承が得られたとして、午後8時6分、窒素の注入を始めました。水素爆発を防ぐための窒素の注入は、事故の収束に向けた工程表の「ステップ1」の目標達成にとって、原子炉の安定的な冷却と並んで重要な要素です。しかし、残る3号機については、原子炉建屋の中の放射線量が高く、窒素を入れる配管の準備作業ができない状態で、注入の見通しは立っておらず、来月17日の「ステップ1」の目標達成は不透明な状況です。
2号機は、放射能拡散予測の根拠とされているそうで、高い線量が出ています。
水蒸気量が高いために扉を開放しましたが、そのときの建屋内の作業も非公開。
作業が確実に進んでいるのならもちろん嬉しいのですが、もしも視界が良くなったのなら、東電も喜んで公開するような気がするのですが…。
少し疑問の残る記事です。