川崎港で輸出用中古車から放射線 業者「福島で登録」
2011.7.2 00:21
川崎市港湾局は1日、川崎港東扇島の外貿埠頭で、輸出予定だった中古の乗用車から毎時62・60マイクロシーベルトの放射線量を検知し、輸出を取りやめて車を仕入れた業者が引き取ったことを明らかにした。
港湾局によると、ナンバープレートは付いていないが、業者は「福島県で抹消登録した」と話しているという。
放射線は車体前部の外側から検知した。運搬貨物に関する放射線の基準値はないため、文部科学省に照会。仕入れた業者が引き取ることに問題はないとの回答があった。
福島第1原発事故後、貨物を運搬する船会社が、自主的に放射線測定を開始。高い放射線量を検知したのは、南アフリカに向かう船に積み込む予定だった500台のうちの1台だった。
これは政府が無策です。
すでに、ふくいちの初動での車やヘリなどで、物質が放射化してしまうことは分かっていたはず。
非難地域の人たちが、服や食料や車を持ち出していたときに、これってどうなんだろうと疑問に思っていたのですが、やっぱり起こるものは起こるのですね。
高い放射線を浴び続ければ、そのものも放射線を発します。
服や食料は分かりませんが。
ただ、チェルノブイリの周辺には、作戦に使われたヘリやトラックが1ヶ所に集められてガラクタのように放置されているくらいは、ちょっと興味のある人には分かるはず。
現実問題として、持ち出せるものと持ち出せないものの区別はそろそろ「個人の財産」でも付ける必要があるでしょう。
また、それらのものは燃やすことも叶いませんから、どこかに集めて無害化する方法が見つけられるまで隔離しておく時期です。
福島の瓦礫を全国で焼却するとか、各自治体に放射線汚泥の管理をさせるとか、そろそろ現実逃避はやめませんか?
集めて保管
これが基本でしょう。
その上で、価値のある不動産や動産は、政府なり東電なりが買い取って補償をするべきです。
何でもかんでも「補償」と書いているように思うかも知れませんが、そうじゃなきゃ救われないでしょ。
ありとあらゆるものが放射能を浴びて居るんだし、「集めて保管」が基本なんだし。
それをしないと、野菜のように全国に販売されることになる。