損失余命、国民1人0・6日 原発事故の健康被害
東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質が将来にわたって引き起こす健康被害は、工場や自動車などからの大気汚染が1年間にもたらす被害に相当するとの試算を、東京都市大の伊坪徳宏准教授(環境評価学)が28日までにまとめた。
「損失余命」という数値で病気や環境汚染などの影響を評価する「DALY」という国際的な指標では、余命の損失は約20万年分に上るという。
これは、国民1人当たりだと約0・6日の損失となる計算だが、実際の影響は、放射性物質に多くさらされた人で大きく、将来にわたって影響が表れる可能性もある。
2011/07/28 17:03 【共同通信】
こういう訳の分からない数字を出されても、それがどれくらいのものか全く分かりませんね。
こんなもの、国民1人当たりに換算するから分からないので、じゃあ、単純に何日分が失われたか考えてみましょう。
日本の総人口を1億3000万人として、
130,000,000×0.6=78,000,000(日)
つまり、7800万日が失われたわけです。
これでも良く分からないので、年換算にしてみましょう。
78,000,000÷365=213,698.6301(年)
人生70年と考えてみましょう。
213,698.6301÷70=3052.8
つまり、原発事故により生まれたての赤ちゃん3053人が産声を上げた瞬間に殺されることになります。
213,698.6301÷60=3561.6
10歳(小学3・4年生)のなら、3562人を殺すことになります。
ただ、実際に放出されている放射線の量もあやふやで、いま現在も放出され続けていて、食べ物に放射線物質を混ぜ込み、飼料に混ぜ込み、コンクリートに混ぜ込んでいる状態で、この計算に意味があるとは思えません。
そもそも、この0.6という数字自体に意味がないように思います。