牛肉汚染対策、1頭5万円を交付 買い上げは基準値超のみ
2011年7月26日 13時00分
高濃度の放射性セシウムを含む稲わらが牛に与えられていた問題で、鹿野道彦農相は26日、汚染牛肉の買い上げや、1頭当たり5万円の交付を柱とする緊急対応策を発表した。買い上げは既に流通している牛肉のうち暫定基準値を超えたものに限って実施する。
5万円の交付は、出荷停止や価格下落で打撃を受けた農家の資金繰り支援が狙いで、損害賠償の一部を業界団体が立て替え払いする形にする。最終的には買い上げ費とともに東京電力に賠償請求する。
牛肉の価格下落は各地に広がっているが、東北産の値下がり幅が特に大きい。全国平均を下回っている10県程度を念頭に交付対象をこれから選定する。
(共同)
1頭当たり5万円というのは、あくまで一時金と理解して良いのでしょうか。
市場に出れば、100万円とかするんじゃないですか。
勝手に価値を落とされておいて5万円じゃ畜産家の人たちは泣くに泣けないでしょう。
しかも、暫定基準値を超えたものに限って。
こうなってしまうと、正体の分かりづらい肉(ハンバーグなど)に形を変えて流通することは止められないのではないでしょうか。
これでは、食の不安は無くならない。