自主避難者への損害賠償 原発との因果関係で
2011/07/28(木) 17:34
枝野幸男官房長官は東京電力福島第一原発事故に伴い自主避難している人たちに対する補償について、28日、「自主避難されたかどうかにかかわらず(原発事故と避難との関係に)相当因果関係があれば、当然、賠償の対象になる」と語り、原子力損害賠償紛争審査会の指針に基づき損害賠償の仮払いがなされているので、相当因果関係にある避難者に対してできるだけ早く対応を決めて頂きたいと思っている」と避難が自主避難か勧告によるものかを問わず、原発事故との因果関係の有無で損害賠償の有無が決まるとした。
福島県内では避難区域、計画的避難区域、緊急時避難準備区域のエリア外で、子どもなどへの放射能の影響を懸念し、県外に子どもと母親を避難させるなどのケースも出ているという。(編集担当:福角忠夫)
この問題は、基本的には自分たちには無関係と思っている人が多いと思う。
しかし、いつか降りかかってくる問題かもしれない。
とりあえず、きちんと線引きをする必要があると思う。
申し訳ないけれども、地震や津波と言った天災に対しては、基本的に世界各国「自分持ち」です。
日本には「居住の自由」がある以上、これはどうしようもない。
問題は原発被災者ですが、これは明らかに人災。
災害を引き起こした、原子力発電所の所有者である東京電力が責任を負うべき。
また、エネルギー行政は国策事業であり、政府・保安院が監督している以上、政府の罪も免れない。
最終的には、政府と東電が裁判でも起こして過失割合を争った方がいい。
当たり前の話ですが、私も勝手に自主避難をしたわけですが、東電や政府からこれっぽっちも頂くつもりはない。
その分があったら、きっちりと原発被災者の補償に当てて欲しい。
そこで当たり前に営まれていた生活を壊した罪というのは、果てしなく大きいと思う。
いまだに、警察が動こうともせず、逮捕者が出ないのが不思議なくらいだ。
日本各地に老朽化した原発を抱えているのですから、日本人はこの問題をしっかりと注視し、支払われるように支援をしていくべきだと思います。