千葉県、週内にもコメ検査へ
2011.8.1 09:20
福島第1原発事故の影響を調べるため、千葉県が県内で収穫されるコメに含まれる放射性物質の検査実施を決めたことが1日、同県への取材で分かった。
県によると、県内のほぼすべての市町村が対象。市町村ごとに1カ所以上で採取した玄米段階のコメに含まれる放射性物質の検査を、今週中にも開始する。暫定基準値を超えた場合は、その市町村からコメが出荷されないように措置する。
県の担当者は「コメは主食であり、千葉県はコメどころでもある。消費者に安全なコメを届けるために、放射線の影響を調べる」と話している。
早いところのものでは8月末になると新米として出回ってきます。
それから順次、東へ北へと新米が採れ始める。
個人的には、一つのヤマがやってきたと思っています。
大きく汚染されていないならそれに越したことはありません。
本当にそう願っています。
日本人の主食ですから。
しかし、農家のみなさんには申し訳ありませんが、越えてしまうなら中途半端な数値ではなく、大きく出て欲しい。
そして、きっちり処分して欲しい。
仮に、日本人が1ヶ月に5kgのコメを食べたとすると、1年では60kgになります。
コメは500Bq以上は流通できませんが、未満なら流通可能です。
面倒くさいので500Bqで計算すると、1年間に最大で30000Bq汚染されることになります。
セシウムだけでこの数値。
おそらく、この1/10でストロンチウムが含まれています。
また、原発周辺ではプルトニウムやウランなどの内部被曝をすると危険な核種も含まれている可能性もあります。
厄介なのは、牛乳と同じでコメも混ぜてしまえること。
これで、カビ毒米は各地に流通し、どこでどれだけ消費されたかも分からなくなりました。
それにもかかわらず、農林水産省がセシウム米に対しての対策が講じられているように見えないことに不安があります。
だからこそ、千葉県は早々に踏み切って偉い!と思います。
日本は、もはや食品に汚染度合いを表示する必要があると思います。
ふつうに薬品などが使われている場合には表示するのです。
ましてや、3・11前までは厳重に管理されていた放射線物質なんです。
いまさら微量なら大丈夫なんて信じられない。
きちんとした情報開示こそが、信頼への第一歩です。