学校の毎時3・8マイクロ・シーベルト基準廃止
政府は、学校での屋外活動を制限する放射線量としてきた毎時3・8マイクロ・シーベルトの基準を廃止し、今後は同1マイクロ・シーベルトを目安に校庭などの除染を進める方針を固めた。
基準線量が高すぎるとの批判や、福島県内外で独自に除染が進められている状況を受けたもので、事実上これまでの「安全値」を見直す形だ。文部科学省は、子供が学校で受ける積算線量を年間1ミリ・シーベルト(1000マイクロ・シーベルト)以下に抑えることを目指し、除染費用を支援する。
毎時1マイクロ・シーベルトは、年間の積算放射線量が1ミリ・シーベルトを超えない目安と位置づけ、屋外活動を制限する新たな基準とはしない方針。年間1ミリ・シーベルトは、平常時に自然界や医療行為以外で浴びる線量の限度とされる。
(2011年8月24日03時04分 読売新聞)
この記事では何を言っているのか分からない。
毎時3.8μSvを廃止することは良いことだと思う。
しかし、1μSv/時ということは、年間では8760μSv。
ここで保険がかけられている。
>子供が学校で受ける積算線量
除染を積極的に行っている学校だけの積算数値で8760μSvになるということは、子供はそれ以外の場所ではより多くの被爆をすることになる。
文科省は、子供の学校以外の被爆は関知しないということなのだろうか?
それに中高生などは、部活を含めれば、月曜日から金曜日までは学校に12時間以上居ることも普通の生徒も少なくない。
それでどうやって1000μSvを達成しようというのか。
そもそも、原発事故から5ヶ月を過ぎて、福島県の被災者はとっくに年間20mSvを超えてしまっている人が当たり前になってきた。
それでも生活ができてしまうので、被災者の方々も騒がなくなってきたのかもしれないけれど、政府は被災者との約束を簡単に反故にしてしまっている。
福島の方々は、それぞれにそれなりの事情を抱えて福島脱出は困難なのだろうと思います。
しかし、夏休みのあと数日だけでもいいから、家族で福島以外の場所に出かけていってみて欲しい。
一度、外から福島を眺めて欲しい。
丹沢山麓から、名古屋や三重や京都などに行くだけで、「なんて丹沢山麓は息苦しいのだろう」と思います。
戻るのが憂鬱になる。
そういう体験を踏まえて、福島が子育てに適した環境かを考えてみて欲しい。
私は、疎開を政府に訴えてきていますが、民主党の総裁選挙で原発事故はほとんど話題にならない以上、積極的に子供を救うつもりは無いのだろうと思っています。
それならば、諦めて逃げたほうがいい。
人類は放射能に立ち向かう術を持っていない。
放射能からは逃げるしかないのです。
マスコミやネットの韓流や島田紳助なんかはどうでもいい。