「除染チーム」福島で立ち上げへ 細野原発相が表明
2011年8月20日13時13分
細野豪志原発担当相は20日、福島市の県庁で佐藤雄平知事と会談し、近く放射性物質の除染活動を担う「除染推進チーム」を福島県に設ける方針を伝えた。チームは環境省や国の原子力被災者生活支援チームのスタッフらで構成し、土壌汚染対策などの取り組みを本格化させる。
国は、東京電力福島第一原発周辺の警戒区域や計画的避難区域の圏外で、局所的に放射線量が高い地域(ホットスポット)がある伊達市で来週から除染のモデル事業を始め、対象を徐々に広げていく。細野氏は記者団に対し「(除染を)すべての避難区域の市町村で行いたい。特に避難している人が多い地域は、国が前面に出る」と述べた。
除染という行為に、何か過剰な期待を抱いていないだろうか?
25年前のソ連、そして、現在のベラルーシやロシアが怠けているわけではあるまい。
イメージとして、放射能は大地に撒かれた「塵」みたいなものだから、放っておけば風に吹かれて新たにホットスポットを作り出してしまう。
ですから、少しでも除去しようとすることに異論はないです。
しかし、除染によって元通りになるわけではありません。
割り切れる話ではないのでしょうが、除染によって居住可能なところと不可能なところの線引きは急ぐべきです。
もう一つ気になるのが、福島知事は除染の必要を認めたわけですが、これはイコール福島の大地が汚れていることを認めたことです。
にもかかわらず、「農作物は安全」とPRするのはおかしくないか?
京都では、福島の桃が1個100円、福島のきゅうり1本20円。
小さな子供を連れた家族などが買っていましたが、ゾッとしました。
資本主義というのは、需要と供給があって成り立つものであって、そういう意味では買う人がいるので流通してしまうのでしょう。
しかし、
それは正しいことなのだろうか?
福島は除染して欲しいけれども、ほかの県は汚染されても構わないと言うことなのだろうか?