“放射性廃棄物対策進める”
9月6日 14時46分
細野原発事故担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、福島県内の除染に伴って生じる放射性廃棄物について、管理がしやすいように、減量化したり放射能レベルを下げたりする技術の開発を早急に進めたいという考えを示しました。
この中で細野原発事故担当大臣は「除染の際に出る放射性物質を含んだ土を、一時的にでも仮置きしなければ除染が進まない事情がある。仮置き場が設置される場所の近隣住民のことを考えると、長く置いておくのも現実的ではないので、中間貯蔵施設が必要ではないかという問題意識だ」と述べ、放射性廃棄物を一時的に管理する中間貯蔵施設を福島県内に整備せざるを得ないという考えを改めて示しました。そのうえで細野大臣は「これだけ多くの廃棄物が出る以上は減量化が非常に重要だ。地元の負担などを考えたときにも減量化は必須なので、そうした技術の検討を始めている」と述べ、放射性廃棄物を減量化したり放射能レベルを下げたりする技術の開発を早急に進めたいという考えを示しました。
今回の閣僚人事で違和感があるのが、原発事故担当大臣と環境大臣の兼務。
原発事故担当ということは、タイトルにもあるとおり「放射性廃棄物の処理」も仕事の一つなわけです。
ところが、それと相反する、「生存権(環境権)を守る」べきポストを兼務しているということは、泥棒が金庫番をしているようなものです。
それで果たして「健康で文化的な最低限度の生活」は守れるのでしょうか?
ここは別な大臣を立てて、両者のバトルが行われた方が国民としては少しは安心なのですが…。