誤って汚染水かぶる=セシウム吸着塔の作業中-作業員2人・福島第1原発
東京電力によると、31日午前9時35分ごろ、福島第1原発でセシウム吸着装置(米キュリオン社製)の使用済み吸着塔から水抜き作業をしていた協力会社の作業員2人が、誤って水をかぶった。線量計が示した被ばく量は0.14ミリシーベルトと0.16ミリシーベルトだった。内部被ばくはしていないという。
2人ははしごの上と下で作業。上にいた作業員は防水性の作業着を着ていたが、もう1人は通常の防護服で、下ではしごを押さえていた。上にいた作業員が、吸着塔に付いている排水のための弁が「閉」になっていると勘違いし、ホースを外したところ水が出てきたという。
水は吸着塔の中にあった建屋地下などの汚染水とみられ、浴びた2人を直後に測定したところ、防護服を着ていた作業員は測定上限の10万CPM(1分当たりの放射線検出回数)を超えたが、拭き取った後は基準値1万3000CPM以下になったという。
同社は、2人が浴びた水の量や放射性物質の濃度を確認するほか、作業手順に問題がなかったか調べる方針。(2011/08/31-23:20)
ともかくミスがないことを祈ります。
残念ながら、何人か作業中に亡くなれた方も出てきてしまっていますが、作業員の皆さんの安全が日本国民の願いです。
暑くて大変だとは思いますが、ともかく無事を。