3号機、炉心の検出器全滅 損傷状況推定できず
2011.9.21 13:40
東京電力は21日、福島第1原発3号機の原子炉圧力容器の下に位置し、制御棒137本の挿入状態を知るための検出器を調べた結果、すべてが損傷などで正常に作動しなかったと発表した。東電は、炉心溶融(メルトダウン)の高熱で電線が断線したりショートしたとみている。
3号機の圧力容器の底には溶けた燃料がたまっているとみられる。東電は、炉心の状況を推定するため、制御棒にそれぞれ設置された検出器が正常に作動するかを調査。電気を流したが、健全な反応を示した検出器はなかった。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「圧力容器下部の損傷の程度は、はっきり分からない」と説明した。
東電は当初、検出器の作動状況から、燃料損傷の度合いや原子炉下部の温度を推定できるとみていたが、検出器の損傷が予想以上に大きく、手掛かりは得られなかった。東電は燃料の損傷状態を調べる別の手法を検討する。
1号機でも検出器を確認しているが、ほとんどの検出器が作動せず、損傷の程度は分からなかった。
薄々は感じていたことではあるんですけど、台風で報道が片寄っているどさくさを狙っての発表としか思えないのですが!
これで何をどう冷温停止させるつもりなのでしょう?
今まで発表されているものも含めて、いろいろとどれが信じられるのか分からないとも言えるのではないでしょうか。
専門家の方々の検証を待ちたいです。
しかも、この件は、野田首相や細野大臣は知っているのでしょうか?
国際社会で赤っ恥をかかせる発表でもあるのでは。
そうすると、相変わらず政府と東電の関係は円滑ではないということになりますね。