原発避難住民「戻りたい」4割に減る 家族別居は半数に
2011年10月9日1時4分
東日本大震災から半年を機に、朝日新聞社は9月下旬、福島大学の今井照(あきら)研究室と共同で東京電力福島第一原発事故による避難住民への聞き取り調査をした。住んでいた地域に「戻りたい」という人は43%で、前回6月調査の62%より減った。震災で家族が別々に暮らすようになった人は46%と半数近くに上った。
放射能汚染への不安から妻子らがより遠方に避難している例が目立ち、原子力災害に伴う特徴が浮かび上がった。除染の遅れや難しさを感じている人が多い。
住んでいた地域に「戻りたい」「できれば戻りたい」は計65%(前回79%)、「あまり戻りたくない」「戻りたくない」は計17%(同12%)だった。
今回調査に答えた人のうち前回「戻りたい」と答えていた人は169人。このうち今回も変わらず「戻りたい」としたのは半数あまりの91人。42人は「できれば戻りたい」、10人は「戻りたくない」になった。
原発避難民の生活は滅茶苦茶ですね。
何度も書きますが、住むことができない家があるというのはつらいもんですよ。
それに、酷な言い方でしょうが「住めば都」。
最初は、新しい地域での生活に、しなくてもいいストレスがあると思います。
しかし、徐々に受け入れられていけば、だんだんと楽になってくるものです。
それが、この数値に表れているのでしょう。
しかし、このやり方は卑怯だ。
住民の多くが「諦める」のを待って、故郷は中間処理施設や最終処理施設などにされる可能性がありますし、補償金ディスカウントされるのでしょう。
避難民の方々は、小異を捨てて、一致団結して国・東電と戦って、補償金を思う存分ふんだくってください。