福島製の橋桁住民反対 「放射能が不安」河内長野の工事
2011年10月6日
大阪府が発注した同府河内長野市での架橋工事をめぐり、福島県内の建設会社が造った橋桁の搬入に対し、周辺住民が「放射能汚染が不安だ」と反対し、別の業者への発注を要請していることがわかった。府は8月以降、工事を中断し橋桁の放射線量を測定。今後、専門家の意見を踏まえ安全性が確認できれば、工事を再開させたい考えだ。
府富田林土木事務所によると、河内長野市街地と和歌山県境を結ぶ国道371号バイパス(全長約6キロ)工事の一部。橋桁は長さ55メートル、幅8メートルの鋼製で、福島県郡山市の建設会社が2009年5月、製造と設置工事を約1億2500万円で受注した。
業者は郡山市内の工場で橋桁を製造し、今年2月に完成。9月中に橋桁を搬入し、来年2月に橋を完成させる予定だった。だが、3月に東日本大震災が起き、橋桁は損傷しなかったものの、工場敷地内に保管されたままだという。橋の両岸の基部と橋脚は7月に完成した。
同土木事務所は7月末、この工事について年2回行っている河内長野市上天見地区(約100世帯)の住民に対する説明会で、橋桁が福島県内で造られたことを説明した。会には住民約30人が参加していた。
これに対し、住民側から地区の地区長や役員らが、説明会やその後の事務所との話し合いで工事の中断を要請。東京電力福島第一原発の事故で飛散した放射性物質で汚染されている可能性があるとして、別の業者に発注して橋桁を造り直すよう府に申し入れた。
正直、これがどこまで危険なのか想定が出来ません。
鉄鋼は昔から放射線検査というものをしているそうで、日本性の鉄鋼はそういう意味でも放射線の少ない優秀な鉄鋼だったようです。
しかし、それも今は昔。
どの程度の影響かは分かりませんが、少なからず鉄鋼の中に放射性物質が含まれてしまうのでしょう。
外国では、放射線の高い鉄鋼やコンクリートで作られたマンションなどがあり、そこに住んでいると住民が癌や白血病を引き起こすのだそうです。
本当のところは知らない。
本当にそのようなマンションがあるとして、それがどれくらい高い線量なのかも分かりません。
また、仮にそこそこ高かったとして、橋が放つ放射線にどれくらい人体に影響が出るのかも想像できない。
ただ、実際に放射能のことは分からないことが多すぎます。
放射能の害をなるべく見せないために、研究を避けてきたり、隠蔽したり、妨害してきたということもあるでしょう。
結果として、放射能は分からないものとしたまま事故が起こってしまった。
分からないものは受け入れないのが一番だと思います。
分からないまま中途半端に受け入れてしまった結果がチェルノブイリの悲劇なのです。