1号機 高濃度水素抜き取りへ
10月8日11時58分
東京電力福島第一原子力発電所1号機で、格納容器につながる配管に高濃度の水素がたまっている問題で、東京電力は、8日午後、水素を抜き取る作業を行うことにしています。東京電力は、作業は配管に窒素を入れて水素の濃度を下げながら行うため、爆発のおそれはないとしています。
福島第一原発1号機では、先月下旬、格納容器につながる配管に水素がたまっていることが分かり、東京電力が配管の水素濃度を測定したところ、61%から63%と全体の3分の2近くを占める高い濃度だったことが分かりました。この配管の中に酸素はないとみられ、今のところ、爆発のおそれはないとしていますが、今後の復旧作業で配管を切断する計画があるため、高濃度の水素が外部に放出されると爆発するおそれがあるとして、8日午後、配管から水素を抜き取る作業を行うことにしています。水素を抜き取る作業は、配管の中に窒素を入れて、水素の濃度を下げるとともに、発火につながる静電気が起こりにくい特殊なホースをつなぎ込んで、建屋の外に放出するということで、爆発するおそれはないとしています。東京電力は、2号機と3号機についても配管などの水素濃度を調べるよう国から指示を受けていて、今後、1号機と同じように調査を行うことにしています。
福島原発1号機の水素排出始める 東電、濃度下げ配管切断へ
東京電力福島第1原発1号機の格納容器につながる配管に60%を超える高濃度の水素が検出された問題で、東電は8日、配管に窒素を注入して水素を押し出す作業を始めた。濃度を1%未満に下げた上で配管を切断、格納容器内の放射性物質を浄化するシステムを接続する。
東電によると、作業は配管に窒素ボンベをつなぎ、一分間に200リットル程度の窒素を注入して水素を屋外に排出。排出用の仮設ホースは、爆発を避けるため、発火源となる静電気の発生を防ぐ樹脂製のものを使用する。
1号機では、放射線が水を分解して水素が発生。配管の2カ所で濃度61・7%と63%の水素を検出した。
2011/10/08 16:57 【共同通信】
すでに古いニュースになってしまいました。(汗)
世の中の流れが速すぎて着いていけません。(汗汗)
ちなみに、原発作業員のhappyさんはこのようにツイートしています。
Happy2079010/11 19:02ただいまっ(^O^)なんか久しぶりでし。1号機の水素追い出して配管切断が無事終わりましたよ。オイラと別グループだったけど朝まで頑張ったみたいです。だけどあと一カ所あるんだ。切断したのは下部側で、今度は上部を切るんだ。今日は切る為の準備で鉛遮蔽の作業でした。
Happy2079010/11 19:03続き1:今日の作業終了後の線量測定では雰囲気線量が約100mSv/hが40mSv/h位まで下がったけど、まだまだ下げないと作業出来ないので明日も遮蔽かなぁ…?今日の遮蔽作業では最初の班は3分で4mSv被曝したからなぁ…。下部より上部の方が線量高いんだよね。
原発作業員の方には頭が下がります。