中古車から高放射線量、独自基準の20倍
2011.11.1 05:02
野菜や花火などに続き、中古車も“福島産”は敬遠される?! 福島第1原発の事故によって福島県内の中古車から高レベルの放射線量が検出され、流通できなくなるケースが起きていることが10月31日、分かった。その一方、汚染車両を「そのままオークションに流した」と明かす業者がおり、汚染と無関係の中古車に風評被害が及びかねない情勢だ。
ある中古車業界関係者は汚染車両流通の“手口”を明かす。
「国内向け中古車には放射線量の規制がないし、過去のナンバーは車検証に記載されないので、登録を抹消して別の地域で登録し直せば福島県内で使われていたことはほとんどバレない」
国内の中古車市場には汚染車両がすでに出回っており、ユーザーが気付かずに使っている可能性すらあるというのだ。
ネット上にも、真偽のほどは不明だが「震災前から(福島県内に)置きっぱなしになっていた車は、結局いくら洗ってもだめ(除染できず)で、そのままオークションに流しました」などとする書き込みがある。
汚染車両が何台も発生していることを裏付けるように、今年8月、福島県内の自動車オークションで出品車両から高レベルの放射線量が検出され、出品者の国内自動車メーカー系列ディーラーに返品される“事件”があった。
このメーカー関係者によると、顧客から乗用車を下取りし、オークションに持ち込んだ。オークション業者は持ち込み車両の放射能検査を独自に行っており、基準値(毎時1マイクロシーベルト)を上回ると出品できない。
“返品”はもう1台あり、計2台出た。偶然なのか、2台とも東電関係者の車で、福島第1原発から30キロ以内で使われていた。改めてディーラーで2台の放射線量を計測したが、オークション業者の基準値を最大で20倍近くも上回っていた。
なんとかしようとスチーム洗浄機で除染したが、効果はサッパリ。汚染車両を売るわけにもいかず、シートをかけて保管しているのが現状。
メーカー関係者は「他のメーカー系列ディーラーや中古車業者も汚染車両を何台も抱えているのは同じ」と明かす。
「国が早く流通の規制値や対処法などを設けないと、汚染とは無関係の中古車にまで風評被害が広がってしまう」
メーカー関係者は焦りを隠さない。
あくまでツイッター上の話でしかありませんが、自動車関係者による不審な死がいろいろと言われています。
目にしたものでも、事故後に避難地域に置かれた車を回収した業者の方々3名が相次いで亡くなったとか、中古車業を営んでいるパキスタン人が続けて亡くなったとか。
噂はともかくとして、自動車については、東日本の人たちは、エアーフィルター、エアコンフィルター、ワイパー、タイヤ、タイヤハウス、下回りなどが線量が高めのようです。
さて、どうしてもゲレンデで考えてしまうのですが、これを考えると例え雪でゲレンデは遮蔽されると考えてもリフトやゴンドラなどはどうなのだろうと思ってしまいます。
原発が爆発していて撒き散らかしている間は、電気が止まっていてぶら下がったままなのでしょうし、オフシーズンは地面にじか置きだったのでしょう。
ゲレンデの人たちには嫌なことの指摘だと思いますが、そういうことを有耶無耶にしないで欲しい。
セシウムは、塩よりも金属と結びつきやすいのです。
あと、政府の無策のままに流通してしまってますが、福島の中古車の流通は止めるべきです。
高濃度に汚染された地域に放置された車を持ち出して乗っていますが、これも危険。
前にも書きましたが、チェルノブイリの時には、ソ連は戦車もヘリコプターも放置して、25年経った今でも雨ざらしのまま手もつけられない状況です。
線量をキッチリ計測して、使用できない車は政府なり東電なりが買い取って管理をし、持ち主には補償をするべきです。
避難地域の人たちも、車の線量を計測しなければ、車に乗ることによって被曝するのです。
政府の基準うんぬんとかは関係なく、汚染された車には乗りたくないと補償を求める必要があるでしょう。