除染勇志隊6人、福島へ出発
'11/11/3
広島県内の技術者たちでつくる「福島原発勇志作業隊」が2日、福島第1原発から二十数キロ離れた福島県いわき市の公民館を除染するため、出発した。4、5の両日に作業を予定している。同団体が公共施設の除染に取り組むのは初めて。
現地で作業に当たるのは39~64歳の6人。いわき市によると、対象の公民館周辺の放射線レベルは毎時2マイクロシーベルト。作業時は防護服を着ける。除染は同県内で活動する同団体に住民から依頼があった。
この日は広島市役所前での出発式に関係者約30人が参加。貞重実美理事長(67)が「現地の期待は大きい。安全に気を付けてほしい」とあいさつ。広島から出発する5人を送り出した。
同団体は、原発近隣の除染に取り組もうと8月、一般社団法人として発足。10月下旬に南相馬市で漁船を除染した。