宮古のがれき、都内で処理開始 放射線の問題なし
2011/11/3 11:53 (2011/11/3 19:17更新)
東日本大震災で発生したがれきを被災地の東北地方以外の自治体で処分する広域処理で、東京都は3日、全国に先駆け岩手県宮古市から搬出されたがれきの受け入れを始めた。都内4カ所の中間処理施設で破砕後、江東区の施設で焼却する。焼却灰と不燃物は処分場に埋め立てる。来年3月までに同市分だけで計1万1千トンを処理する。
最初のがれきは2日に宮古市から搬出した約32トン。コンテナ6基に積んで盛岡市内からJR貨物が鉄道輸送し、3日早朝に東京貨物ターミナル駅(品川区)に到着した。コンテナはトラックに載せ替えられ、大田区と江東区にある民間業者の施設に運ばれた。
主に建築廃棄物を処理する大田区の施設では、午前9時すぎから作業を始めた。重機などで可燃物と不燃物に大まかに選別。大型機械を通して破砕し、さらに細かく分けた。その後、放射線量の測定を委託された専門業者が、破砕済みのがれきの一部を抜き取って鉛の箱に入れ、外部の影響を遮断した状態で測定。結果は毎時0.028マイクロシーベルトで、がれき自体からは放射線が出ていないことを確認した。
現場に立ち会った都環境局の今井正美・一般廃棄物対策課長は「東京都を全国のモデルケースにしたい」と話した。都は宮城県のがれきも受け入れる方針で、2014年3月末までに約50万トンを処理する。
都によると、放射性物質の影響を懸念して、10月末までに受け入れに抗議する電話やメールが約2100件寄せられたという。都は測定したがれきの放射線量をホームページで公表、週1回のペースで処理施設の空間放射線量も測る。
身勝手と言われようが、低量での放射線の被害が明らかになっていない以上、瓦礫は受け入れるべきではありません。
放射線に「情」の入る隙間は無い。
一つ間違えれば、日本全土が放射能に覆われる。
宮古に関して言えば、私は燃やしてもほとんど害はないと思っています。
怖いのは、それは本当に宮古だけなのかということ。
いくら信じろと言われても、汚染食品の流通を止めることのできない政府や地方自治体を信用しろと言われても無理な話。
この国の行政は、放射線拡散防止に不誠実にすごし過ぎた。
食品・自動車・列車などが放置されているのだから、瓦礫を誠実に処理するとは到底思えない。
処理を絶対に受け入れるなとは言わない。
いまは受け入れるべきではない。