2号機の放射性物質除去装置、28日から試運転 東電
2011/10/27 20:59
東京電力は27日、福島第1原子力発電所2号機の原子炉格納容器にたまった放射性物質を除去する装置の試運転を28日に始めると発表した。放射性物質をフィルターに通して濃度を100分の1以下に下げ、建屋外に出す。排気装置などがうまく稼働するか確認した上で、本格運転に移る。
試運転を始めるのは「格納容器ガス管理システム」。東電は2号機格納容器で排気装置や放熱器などの接続工事を終えた。格納容器内の放射性物質濃度は1立方センチメートルあたり100ベクレルあるが、同システムで除去後は同1ベクレル以下に下がると推定している。フィルターは10日に1回程度交換し、発電所敷地内で保管する。
1、3号機の格納容器でも年内に同システムの運転開始を目指す。同システムの設置計画は事故収束に向けた工程表の第2段階(ステップ2)に盛り込まれている。本格稼働できれば放射性物質の抑制・管理という目標に一歩近づく。
名前だけ聞くと宇宙戦艦ヤマトの世界だ…。
とりあえずは一つ前進。