登米に汚染稲わら保管施設
県内初の完成、搬入開始
肉用牛の餌になる稲わらが放射性物質に汚染された問題で、東北地方随一の稲わら産地である登米市に24日、汚染稲わらの一時保管施設としてのビニールハウスが県内で初めて完成し、搬入が始まった。汚染稲わらはこれまで個別に保管してきたが、今秋の新しい稲わらを入れるため一時保管施設が必要になっていた。
県内には汚染稲わらが約4700トンある。約2200トンが市内の畜産農家に保管されている登米市は、ビニールハウス44棟を建設する予定だ。
この日は、民家から約300メートル離れて建設された同市迫町新田地区の2棟で搬入が始まった。飛散防止のためラップでくるまれた稲わらロール(直径1・2メートル)数百個が、長さ40メートル、高さ4メートル30のハウスに運び込まれた。保管期間について県は「国が最終処分方法を決めるまで。長くても2年」としている。
登米市はコメの作付面積が県内一、かつ雪が少ないため、良質のわらが生産でき、県外の畜産農家にも出荷されてきた。ところが、昨秋の長雨で収集が春先にずれ込んだ稲わらが原発事故で汚染され、それを食べた牛から放射性セシウムが相次いで検出された。
(2011年10月25日 読売新聞)
ちょっと知っている地名が出てくるとドキッとします。
しかし、大袈裟なタイトルの割には、かなりチャチな構造で、大型の台風が来たら破れてしまいそうな構造なんですが…。
あれを44棟つくっても、何年も保管できそうも無いです。
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