別に煽るつもりはありません。
今後に起こる災害の一つの可能性について書いておきます。
タイトルどおりなんですが、富士山の崩落と噴火を心配しています。
これは、1月5日に撮影したものですが、いつの間に大沢崩れがこんなに進行していたのかと驚いてしまいました。
311の東日本大震災以来、日本は活動期に入ったと言われていますが、これが阪神大震災からだったのか、新潟からだったのかは後世の歴史化に判断をゆだねるとして、確実に活動期に入っているようです。
一つ不気味なデータがありまして、M9以上の地震が起こった場合、必ず火山活動がセットになっている。
地震によって岩盤が動き、地下のマグマ溜まりがシェイクされたわけで、栓が抜ければラムネの栓を外したように噴出すわけです。
もちろん、地震によって山体は緩々になっているわけですから火山活動を伴わなくとも「山体崩壊」の可能性もあるわけです。
興味のある方は、セント・へレンズで検索をしていただければ、その恐ろしさが分かると思います。
外国を引用しなくとも、スキーでお馴染みの福島の磐梯山などは山体崩壊によって今のようになっているわけですし、同じく白馬乗鞍・コルチナの稗田山や御嶽山、栗駒山なども一部が崩壊しています。
富士山などは、火山学者が「姉歯物件」などと呼ぶほど危ないようで、一たび崩れれば大災害は免れません。
実際に何度か崩壊していますし。
今の富士山は頭が重たい状態なので、山頂から噴火することは無いでしょう。
ですから、江戸時代には中腹から噴火をして宝永山を作り出したわけです。
しかし、山頂から崩壊すれば頭が軽くなりますので、セント・へレンズのような山容になることも想像できます。
2次的な災害として怖いのがこの噴火です。
火山灰は煙ではありません。
岩石が微細な尖った破片が粒子となって飛んでくるので、目に入れば目を傷つけますし、呼吸をすれば肺を傷つけます。
低音で溶けやすいので、火山が噴火すると飛行機が付近を飛ばなくなるのは、火山灰がエンジンに付着して溶けることによって危険になるからです。
火山灰が降り注げば、車でさえもダメージを受けることになるでしょう。
もっとも、地震学や火山学の暢気なところは、数年という話ではなく、10年、100年、1000年のスパンで考えざるを得ないということですね。
去年の3月15日の静岡での震度5強の地震の際には、多くの学者さんが富士山を心配したそうです。
富士山に関して言えば、そんな長いスパンではない心配の可能性があると捉えた方が良いようです。
ひとたび事が起こったら、とりあえずは逃げるのが一番のようです。