室町通りに移って鯉山に来ました。
前祭ですでに粽は購入しているので安心して参拝できます。
日もだんだんと落ちてきていて駒形提灯に明かりが灯り、青空と提灯の明かりのコラボはほんの時間しかない贅沢な時間です。
会所は、前祭とは違って懸装品もすべて飾られています。
他の山鉾では、複数の前懸・胴懸・後懸・見送りなどを持っていますが、鯉山は1つしかありません。
17世紀にベルギーで作られたタペストリーが鯉山に伝わり、大工のノミで切り分けて前懸・胴懸・見送り・水引にしたものを使い続けているのです。
動く美術館と言われる山鉾ですが、やはり国宝や重文クラスは多くありません。
その中で、鯉山の前懸・胴懸・見送り・水引はすべて重文指定となっています。
足りない部分は、例えば胴懸に龍文地で装飾していますが、これは清の官人の服を裁断して使っているそうです。
ともかく、鯉山はいろいろと裁断しては繋いでしまいます。(笑)
前祭のときと鯉さんの向きも変わっています。
後祭仕様。
会所は町家造で混雑するために、今年は撮影場所も決められていました。