もっとビックリだったのが、この素鵞社です。
1枚目の写真の先の方にお社が写っていますが、そこまで延々と行列が出来ています。
祓社は、階段下でご挨拶させて頂きましたが、素鵞社の参拝については少し慎重にしています。
ハッキリ言って、ちょっと恐い。
ということで、ここは大人しく行列に並びます。
御祭神は、大国主命の義父にあたる須佐之男命です。
出雲に来始めた頃には、ここのお社もほとんど見向きもされないようなお社でした。
最近はパワースポットということで参拝者が増え、いつの間にか(気がつかなかっただけかもしれません)軒下に稲佐の浜の砂が置かれて、それを持ち帰ると良いというようになってきました。
おそらく、ここしばらくは参拝者の行列がもの凄いのでしょう。
お社の階段の下の参道に、急いでいる方のために稲佐の浜の砂と、お返しする場所が設けられていました。
さらには、参拝をしたあとに裏手にまわる人が多いので行ってみると、後ろの岩にお金がいっぱい置いてありました。
去年のお正月には置かれていなかったと思うので、最近誰かがパワースポットと広めたのではないかと思います。
ところで、御本殿の大国主命が西を向いている理由ですが、他の神様のように南を向いてしまうと、御本殿の北にある素鵞社の須佐之男命に背を向けることになるから西を向いているという説もあるようです。
この説も嫌いじゃないですが、出雲大社は一時期に御祭神は須佐之男命だったこともあるそうですので、たぶん後からつけられた説では無いかと思います。