なんか、西遥拝所の前も道幅いっぱいになるほど行列が出来ていて驚いてしまいました。
昔は遙拝所なんて無くて、ひっそりとマニアの人たちが手を合わせる場所だったんですけどね。
出雲大社は、大社造といわれて9本の柱で作られています。
中央の心の太柱から東の柱のところまでは壁になっていて、北東の部屋にいらっしゃる大国主命にお会いするためには南東の部屋、南西の部屋、北西の部屋を経て北東の部屋に行くことになります。
北西の部屋には、高天原から遣わされた御客座五神(天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神、宇摩志阿斯訶備比古遅神、天之常立神)が祀られて、そのために西側を向いていると言われています。
他にも諸説あるのですが、本殿の西側には稲佐の浜があり、そこから神在月になると八百万の神々がやってくるので、そちらを向いているという説が個人的には好きです。
また、出雲大社は二礼四拍手一礼と、他の神社とは異なります。
四は「死」に繋がっている。
大国主命は死を司る神なので、注連縄も逆に締められているなどと言われています。
これについても、個人的には、神や人間の4種類の魂、「和魂」、「荒魂」、「奇魂」、「幸魂」にご挨拶しているという説の方が好きです。
並ぶのは好きにすれば良いと思いますし、そのときに知らなくても良いと思います。
ただ、参拝のあとにでもいろいろなナゾを調べて、知ろうとすることが礼儀ではないかと私は思います。