荒祭宮さんは、踏まぬ石のある石段を下って、荒祭宮さんのあるところまで登っていきます。
混雑しているときには、その踏まぬ石のある石段の方にまで行列が出来ていることも増えてきているので、最近では拝殿の左右にも賽銭箱が常設されるようになっています。
近年、「御正宮では個人のことをお願いしてはNGで、個人的なお願いはこの荒祭宮さんにする」というマナーが言われるようになっていて、一段と混雑に拍車を掛けているようです。
並ばないようにと言っても、正面からご挨拶をしたいという気持ちも分かります。
ですから、私たちは二礼二拍手一礼だけは正面で済ませて、あとは横に外れて手を合わせるようにしています。
ちなみに、外宮さんの多賀宮も、この荒祭宮も、どちらも荒魂をお祀りしているのですが、鳥居がありません。
神宮でもその理由は不明なのだそうです。