クリーニングワックス後
メタルスクレーパー&カッパーブラシ後
紙ヤスリを入れました
リムーバー後
乗鞍終了後
乗鞍終了後の妻の板です。
私の板は、すでに滑走面を剥いた後でしたので、滑り終えた後もベースバーンはおきていませんでした。
しかし、今回の乗鞍で初めておろした妻の板は、買ってきた板にリムーバーでクリーニングをした後に、TOKO黄×2、赤×2、青×2だけをしたもの。
見事にベースバーンを起こしています。(笑)
滑走面が古ければ、いくら板を温めて念入りにワックスを入れても、念入りにブラッシングを入れても、カチカチガリガリの斜面では話になりません。
こうなってしまうと、滑走面を剥くのが一番良いでしょう。
手っ取り早いのはチューンに出すことですが、今年はチューンに出さずに板と向き合ってみようと思って試乗板を買っていますので、紙ヤスリを入れてしまいます。
もちろん、軽くベースバーンを起こす程度でしたら、カッパーブラシを多めに掛けてあげればある程度改善は望めます。
今回は重症ですし、今シーズンはまだ30日は付き合う予定ですし、思い切ってワックスの入りやすい滑走面を作りましょう。
①下処理として、リムーバー
そのときに、エッジを立てたり、滑走面の補修も済ませてしまいましょう。
試乗板は、春の雪の薄いときに使われることが多いため、この板にも左右ともビン下に石を踏んだ大きな傷が入っているのですが、心材までいくほど深くないので放置。
ただし、エッジに焼きが入っているので、これは丁寧に削っておきます。
リムーバーをかけないと、板に残ったワックス成分が紙ヤスリに付着して削りづらくなります。
②ヤスリ入れ
あと半月もすれば雪も緩んでくるので、まずは粗めの40番の紙ヤスリをそれ用の木っ端に巻いてトップからテールに一気呵成にガーっと!
ファイバーテックス用にちょうど良い大きさの木っ端を常備していますが、無ければ、若干安定に欠けますがブラシ(四角いブラシ)に巻いて削っても良いでしょう。
粗いヤスリはあまり入れすぎない方が良いでしょう。
私の場合、面倒くさいので200番、400番と入れて終わりです。
紙ヤスリに関しては、100円均一のお店で裏表使えるヤスリというのを見つけたので、それを使ってみました。
網目のようになっているので、結構長く使えるかと思ったのですが、普通の紙ヤスリ同様に滑走面なのかワックスの残りなのかは分かりませんが、黒くやや粘りのあるものが付着して使いづらくなります。
こまめに新しい面を出して使いましょう。
③メタルスクレーパー&カッパーブラシ&ファイバテックス
ヤスリを入れ終わったら、メタルスクレーパーで均しましょう。
ポイントは力を入れすぎずに、軽く数回に分けること。
次にカッパーブラシ。
ガイド本などでは「トップからテールに向かって」と書いてありますが、プロの方は上下にゴシゴシしちゃって良いといっています。
ブラシの最後に、トップからテールに丁寧に掛けて、再び軽くメタル。
最後に、ファイバーテックスを木っ端に巻いて、トップからテールに向かって磨き上げます。
粗めと仕上げがありますので、効果のほどは分かりませんがなんとなく両方入れます。(笑)
④クリーニングワックス
ペネトレーションヒーターで1時間ほど温めて、TOKO黄をホット。
ワックスペーパーもアッという間に黒くなってしまうので、ペーパーも贅沢に使いましょう。
30分ほど放置したのちに、まだワックスが柔らかいうちに剥がします。
ゲッと思うほど剥がしたワックスが黒いですが、汚れが落ちている証拠です。
気になるときには、もう1回くらい入れてもいいかもしれません。
昨日はここまで。
良い滑走面に仕上がったかどうかは、TOKO青を入れて剥がしてみないと分かりません。
きれいに仕上がると、スクレーパーで削ると綿のように細かいフワフワとしたカスが出てきます。
これを見ると、私はホッとしますね。
これから週末に向けて、黄赤青をとりあえず2回ずつ入れるのを目標に板を仕上げていきます。
それにしても、携帯写真は今一つ分かりづらい…。