福島第1原発:子どもは年10ミリシーベルト目安
2011年4月13日 21時4分
福島第1原発事故の影響で、福島県内の一部の小中学校などで大気中の放射線量の値が高くなっている問題で、内閣府原子力安全委員会は13日、年間の累積被ばく放射線量について「子どもは10ミリシーベルト程度に抑えるのが望ましい」との見解を示した。同委員会は、10ミリシーベルトを目安とするよう文科省に伝えたという。
10ミリシーベルトは、政府が福島第1原発から20キロ圏外の「計画的避難区域」の基準とした年間被ばく放射線量の20ミリシーベルトの半分にあたる。子どもは、大人よりも放射線の影響を受けやすいとされている。代谷誠治委員は会見で「校庭で土壌から巻き上げられた放射性物質を吸い込み、内部被ばくする場合もあることを考慮すべきだ」と述べ、「学校でのモニタリング調査を継続して実施する必要がある」とした。
震災後にできた現地の市民団体「原発震災復興・福島会議」が、福島県が4月上旬に実施した小中学校や幼稚園などの校庭・園庭での調査結果を基に独自に集計したところ、県北地域を中心に、全体の2割で、大気中(地上1メートル)で毎時2.3マイクロシーベルト(0.0023ミリシーベルト)以上の放射線量が検出された。仮に、校庭に1年間いた場合に20ミリシーベルトを超える値で、同団体は線量の高い学校での新学期の延期や学童疎開の検討を要請している。
昨日の記事の追加です。
大人の半分の10mSvになりましたが、
①これは外部被ばくのみの数字(勧告は外部+内部の量)
②それでも、子供は7.7倍。(つまり大人の77mSv/年相当)
ということです。
疎開は考えられないの?
7.7倍と書いたけれど、当然子供は大人より長生きなわけですから、呼吸をしている以上は身体に取り込んで進んでいる内部被ばくも長期間です。
子ども手当の廃止は決まりましたが、それを子供を逃がすために使えないのか?
1日遅れれば、1日余分に被ばくするわけです。
小手先のごまかしなんかやってる場合じゃない。