原発冷却、新注水装置「みづは」
最終更新:2011年6月3日(金) 11時54分
福島第一原発では原子炉や使用済み燃料プールの冷却が急務となっていますが、このうち4号機のプールを安定して冷やすため、東京電力が近く「みづは」と呼ばれる新たな注水装置を設置する方針であることが関係者への取材で分かりました。
これは、JNNが独自に入手した「みづは」と呼ばれる新たな注水装置の写真です。「みづは」は日本神話に出てくる水の神を意味しています。
現在、4号機の燃料プールを冷やすためにはコンクリートポンプ車が使われていますが、東京電力は、風に対して弱いことや放水できる水の量が少ないことなどから、より安定的な冷却のための新たな方法を検討していました。
関係者によりますと、「みづは」は従来のコンクリートポンプ車のようにアームを上に向かって伸ばすのではなく、原子炉建屋の中に梁を通す形で固定されます。その梁の部分に取り付けたホースで注水するため、風や地震の揺れに強いのが特徴だということです。
また、注水ノズルの先端などに3台のカメラを取り付け、より詳しく燃料プールの状況を確認することができるということで、早ければ来週の後半にも設置作業が始まる予定です。(03日10:38)
漢字で書くと「罔象女神(みずはのめのかみ)」となりますね。
新注水装置には期待したいですが、「ふげん」「もんじゅ」と仏さまから名前を頂いたものがことごとく失敗していることを考えると、ちょっと不安です。
どういうセンスなんだろう。