野菜や肉の放射線、箱から出さず12秒で測定 富士電機
1時間に段ボール200個分を連続測定
2011/8/1 2:00
富士電機は野菜、肉、魚などの生鮮食品を段ボールで梱包したまま、約12秒で放射線量を測定できる装置を開発した。現在は食品を細かく切り刻むなどの処理が必要で数十分の時間がかかるという。原子力発電所や病院などで使う高感度の放射線測定器の技術を食品検査に応用。牛肉などに放射線汚染が広がるなか、農協・漁協など食品流通に携わる事業者向けに販売する。
装置の価格は430万円からで、9月に発売する。2011年度に500台の販売を見込む。
食品に含まれる放射性物質量の暫定規制値(1キログラムあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムやヨウ素を確実に検出できるという。設定した基準値を上回った場合は警報を鳴らす。
感度の高い検出器を上下に1つずつ配置し、その間を食品などが通過する間に測定する。1時間あたり段ボール箱200個分の連続測定が可能で、食品の集配施設などでの全数検査にも対応できる。
現在の食品向け放射線測定は、対象の食品の一部を切り取って調べるなど前処理が必要で時間がかかるため、全数検査ではなく抜き取り検査で対応しているケースもある。
富士電気すばらしい!!!
できることなら、ちょっと時間がかかってもいいから、個人向けの測定器も作って欲しいです。
500台以上売れるんじゃないかなぁ。
いや、売れないと困るし。
もう、日本の食品を扱うところには、このような機械が必需品になるでしょう。
測定したものは、測定済みのシールを貼って、どんどん流通して欲しいです。