福島原発事故:津波後、運転手順書機能せず…東電が報告書
福島第1原発事故で、東京電力は22日、1号機の津波後の運転操作について、過酷事故時の運転操作手順書が「そのまま使用できる状況ではなかった」と、十分に機能しなかったことを明らかにした。ただ、手順書と照らし合わせた結果、「実際の操作自体には問題がなかった」とし、報告書を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。
東電によると、手順書に従い、全交流電源喪失時や消火系を使った原子炉内への注水手順などについて、実際の操作を確認。手順書で定めた17項目のうち、手順書通りに実施できたのは11項目で、4項目は一部しか実施できず、2項目はまったく実行できなかった。一部または全く実行できなかった6項目は、手順書が全電源喪失時に電源車をつなぐ電源盤まで津波で水没して使用不能になる事態を想定していなかったためとしている。
松本純一原子力・立地本部長代理は「事故は手順書の想定を超えており、手順書に不備があったとは考えていない」と述べた。【岡田英、西川拓】
毎日新聞 2011年10月22日 13時06分(最終更新 10月22日 13時18分)
>事故は手順書の想定を超えており、手順書に不備があったとは考えていない
この答弁が許されるなら、もう何でもアリだな。
というか、すでに何でもアリになっているから、こんなふざけた答弁が出来るのだろう。
想定を超えていることが不備って言うんじゃないのか?
っていうか、原発動かしていれば、電源が生命線だってことは一番良く知っているんじゃないか?
そして、それがどんなことを引き起こすのかだって一番良く知っているんじゃないか?
想像力を働かせることも無く、ただ漫然と原発を動かしていた結果がこの事態なんじゃないか?
津波が電源盤が水没して使えなくなったのなら(その言い訳を信じるのならだが)、全ての原発の電源盤を高いところに持っていかなければ動かせないじゃないか。
ということで、想像力の無い人たちには原発は動かせない。
よって全て廃炉。