「次期総選挙 エネルギー政策は最大争点」 菅首相2011.6.28 17:32 菅直人首相は28日午後の民主党両院議員総会で、「エネルギー政策をどのような方向に持っていくのか、次期衆院選でも最大の争点になる」と述べ、「脱原発」を掲げて衆院解散・総選挙に打って出る可能性を示唆した。民主党に勝たせるなとは言わないけれど、菅首相の「脱原発」に乗せられて投票したら危ないと思う。言ってることも支離滅裂だし、やってることも支離滅裂だし、あまり期待しない方が良いでしょう。
東電株主総会、6時間で終了 原発撤退議案は否決2011.6.28 16:18 28日行われた東京電力の株主総会は、午後4時9分に終了した。9000人超の過去最多の株主が出席し、午前10時から約6時間のロングラン総会となった。福島第1原発事故を受け、株主が提案していた原発撤退議案が否決される一方で、取締役選任など会社提案の議案はすべて可決された。 原発事故や賠償問題、業績悪化による株価暴落などに批判が噴出し、怒号やヤジが飛び交う大荒の展開となり、所要時間は昨年(3時間1分)の倍となり、平成11年の3時間42分を超え、過去最長となった。 参加者は午後2時半現在で9294人と、過去最高だった昨年(3342人)の3倍近くに増加した。用意した5会場でも収容しきれず立ち見を強いられた株主から不満が出た。 株主402人が提案する原発からの撤退などを定款変更を諮る議案については、「反対多数」とされ、否決された。 議長を務めた、勝俣恒久会長は、「本日の議案を全て終了しましたので、これで閉会致します」と一礼し、原発事故により超ロングラン総会となった会場を後にした。
閣僚人事:引き抜きに財務相苦言 谷垣氏「暴走」批判 菅直人首相が東日本大震災復興対策本部の設置に伴う閣僚人事で自民党から浜田和幸参院議員(離党届を提出)を総務政務官に引き抜いたことについて、玄葉光一郎国家戦略担当相は28日の閣議後会見で「与野党交渉のハードルを高くしたのは間違いない」と述べ、菅首相の対応を批判した。野田佳彦財務相も「野党の態度硬化は非常に厳しい。正面玄関に立って頭を下げ、協力をお願いするのが筋だ」と述べるなど、閣僚から批判の声が相次いだ。 首相に近い北沢俊美防衛相は「深いところはよく分からない」と述べるにとどめた。枝野幸男官房長官も「厳しい指摘も少なからずあると承知しており、謙虚に受け止める必要があろうと思う」と述べざるを得なかった。 自民党は28日午前の党役員会で、11年度の赤字国債発行を認める特例公債法案の成立に向けた民主、自民、公明の3党合意について「協議できる状況ではない」との認識で一致した。谷垣禎一総裁は「菅政権は暴走を始めた。自民党の協力はいらないというメッセージだ」と、首相の対応を厳しく批判した。 逢沢一郎国対委員長は党会合で「岡田(克也)幹事長は何をしていたのか。安住(淳)国対委員長は体を張って(引き抜きを)やめさせればよかった」と述べ、民主党執行部にも批判の矛先を向けた。 こうした反応に、復興担当相に就任した松本龍氏は会見で「復興基本法に魂を入れる」と述べ、7月中をめどに復興の基本指針を策定する考えを示す一方「3月11日以来、民主党も自民党も公明党も嫌いだ。被災者のためにひたすら前を向いて歩いていく」と語った。毎日新聞 2011年6月28日 11時43分(最終更新 6月28日 15時57分)輿石氏「一本釣りが全ての障害」=参院民主から首相批判相次ぐ 菅直人首相が自民党の浜田和幸参院議員を総務政務官に起用したことをめぐり、28日の民主党参院常任役員会で批判が相次いだ。輿石東参院議員会長は「浜田氏の一本釣りが全ての障害になっていることは事実だ」と述べ、自民党が反発して法案審議が停滞していることに懸念を表明。人事に関わった北沢俊美防衛相や石井一選対委員長に対しても「一年生議員のように『知らなかった』では許されない」と述べた。 また、民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は「野党から『信頼を持てない』と言われ、協力関係が危うくなっている」と指摘。谷岡郁子氏も「ライバル会社の新入社員を部長にするような話。私たちはばかだとレッテルを貼られたようなものだ」と不満を示した。 これに関連し、平田健二参院幹事長は同日の記者会見で「野党から連れてくるのは常識的には考えられない」と首相の人事を強く批判。浜田氏が「綱領のない民主党にはくみしない」と発言したことについては、「ポストで釣られた無節操な人はお断りだ」と語った。(2011/06/28-16:35)別に、会期中1回というのは「慣例」でしかないのだし、ここまで無法な総理なんだからもう1回「内閣不信任案」を出したら?民主党の方々も、ついて行けないって言うのなら、いっそ「内閣信任案」を提出して否決したら?もう議会政治の体を成していないんだから。ともかく、松本復興担当大臣は、復興に向けて頑張っていただきたいと思います。
山中・松阪市長:首相酷評「あほが軽々しく」 自然エネルギー政策で議会答弁 /三重 松阪市の山中光茂市長は27日、市議会の答弁で、菅直人首相が訴えている自然エネルギーを電力供給の2割に増やすとの主張について「ちょっとあほな総理が軽々しく言っている」と発言した。市長は、自然エネルギー20%論について「国のエネルギービジョンや自然エネルギーの具体案がないままにイデオロギーとか政治的パフォーマンスで論議すべきではない」と述べた。 山中市長は「ソフトバンクの孫正義社長とは東日本大震災後、3回会った。孫社長の考えは耕作放棄地にソーラー発電をという考えだが、日照時間のよい放棄地がまとまってあるわけはないと私は指摘した」と述べたうえで「あほな総理がまともに受け止め」と発言した。市長は「現段階では具体論がなく、国はエネルギービジョンをきちんと示し、今後の在り方を真剣に考えるべきだ」と述べた。毎日新聞 2011年6月28日 地方版法案が通らなければやめないって言ってるけど、原発を止めたいのか、原発を動かしたいのかもグチャグチャ。脱原発にしても、原発推進にしても、結局総理の意見がコロコロ変わって一貫性がないので信用も出来ない始末。実際にやってみないと分からないことも多いのでしょうが、孫社長も今のところは「信念<金」という感じに見えてしまいます。しかし、この記事は2回も「あほ」を繰り返しています。(笑)
東電の原発収益4兆円弱 教授が試算東京電力がこれまでに原発部門全体で得た事業報酬(収益)は4兆円弱で、福島第1原発事故の賠償額はこれと同レベルか、賠償額に足りない可能性があるとの試算結果を、立命館大の大島堅一教授が28日までにまとめた。国内の原発の電気は水力や火力発電より割高だとの試算結果も得られ、原発推進の大きな根拠とされていた経済性への疑問が強まった形だ。東電の有価証券報告書を基に、福島の原発のほか、新潟県の柏崎刈羽原発など原子力部門全体の報酬を試算すると、1970~2007年度の累計が3兆9953億円と推計された。事故の賠償額は未確定だが最低でも数兆円とみられ、金融機関の中には8兆~11兆円との試算もあり、大島教授が算出した原発事業の収益総額を上回る可能性もある。大島教授は同報告書を基に、国内全体の電源別発電単価も分析。直接的な費用のほか、放射性廃棄物の処理費用や、原発立地自治体への支援などに使われ国民が負担する電源3法交付金などを加味し、実際の発電量から単価を算出した。同期間の平均で、1キロワット時の発電単価は原発が10・68円で、火力の9・90円や水力の7・26円より高いことが分かった。原発は出力調整が難しく、夜間発電した電気で水をくみ上げ昼間発電する揚水発電を利用していることに注目し、両者を合わせた場合の単価を算出すると、12・23円となり、他の発電方式との差は拡大した。国の総合資源エネルギー調査会の小委員会は04年、原子力の発電単価は火力や水力より安いとの試算をまとめた。電気事業連合会もこれを引用し「原発のコストは高くない」と宣伝してきた。大島教授は「過去の実績を見る限り、原発は安価な電源とは言えず、今回の賠償も含めればさらに高くなる。原発の優遇策を今後も続けるのかどうか、国民的な議論が必要だ」と話している。(共同)[2011年6月28日8時41分]いい加減、いろいろと誤魔化すのは限界なんじゃないですか?金の問題もあるけれど、そんなものよりもDNAが破壊されたらどうしようもない。原発を止めるのは、民主党なら出来る可能性があると思うんだけどなぁ。
BWR=沸騰水型軽水炉PWR=加圧型軽水炉ABWR=改良型沸騰水型軽水炉
福島県、線量計配布の市町村へ購入費全額補助 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県は24日、15歳未満の子供と妊婦に線量計を配布した県内の市町村に対し、購入費を全額補助すると発表した。 放射能の影響を心配する県民の強い要望を受けた措置で、対象者は子供約28万人、妊婦約2万人の計約30万人。当面は1年程度、継続的に測定してデータを蓄積し、今後の対策に役立てる。 線量計は、目視で表示が確認できない「ガラスバッジ」と呼ばれるタイプで、定期的に回収して線量を調べる。関連予算約60億円を補正予算案に計上。全額を国の負担とするよう求めていくといい、佐藤雄平知事は記者会見で、「子供を守るため、あらゆる手段を講じる」と述べた。 県内では、川俣町や伊達市など、放射線量が比較的高い地域で子供に線量計を配布する動きが出ていた。(2011年6月24日20時43分 読売新聞)前に書いたものの追加記事です。簡単に言えば、これは本人や家庭・学校が線量を確認することはできないものです。前提が間違えていますよ。子供たちに線量計を持たせる異常。そこで子供たちが学び・生活をする異常。こどもの被曝量を、保護者や身近な教育者が知ることが出来ない異常。知事は、「子供を守るため、あらゆる手段を講じる」と言っていますが、回収して調べたときに高い数値が出たときにはどうするのですか?その子供に、その家庭に、その地域に何をするのですか?線量計を配布するのは政治であって、救済ではない。
「脱原発」意見書を一転“否決” 福井県敦賀市議会特別委2011.6.27 22:20 原発が立地する福井県敦賀市の市議会原子力発電所特別委員会は27日、24日に全会一致で可決した、エネルギー政策の見直しを国に求める意見書案について再度審議し、賛成多数で意見書の提出を取り下げることを決めた。 意見書案は、エネルギー政策を見直し、再生可能エネルギーに転換を図る▽原発の安全基準の評価・見直しを図る-など4項目を国に求める内容。 27日の委員会では、原発推進派の議員から「『脱原発』という言葉がひとり歩きした」「将来的に再生可能エネルギーへの転換を求めたが、いま原発をなくしてよいのか」などの意見が相次ぎ、10人中8人が意見書の取り下げに賛成した。 高野新一委員長は「議論が足りず、軽率だったことに弁解の余地はない。市民に対しわかりにくい判断で責任を感じる」と話した。一瞬、大衆に迎合した議会が、原発推進のいろいろな方面からの圧力によって屈したと言ったところでしょうか。激しく巻き返しがあるのでしょうね。どこに民主主義があるのでしょうか?
首相から具体的説明ない…細野原発相、前途多難 菅首相は27日夜の記者会見で、細野原発相に「原子力事故再発防止の青写真を作る責任者を務めてもらいたい」と述べたが、短期間で成果を出すのは容易ではないとの見方が出ている。 細野氏は27日夜の就任記者会見で「副大臣、政務官の役割分担を聞いていない。誰に協力してもらえるか、私も調整したい」と語り、首相から具体的な説明を受けていないことを明らかにした。東京電力などとの統合会見についても「できれば、継続したいが、国会や政府の会議と両立するか、まだ整理できていない」と述べるにとどめた。 内閣府の副大臣、政務官はそれぞれ3人しかいない。各副大臣、政務官はすでに防災や経済財政、行政刷新、公務員改革など多くの政策分野を担当しており、「1人で、五つも六つも担当を持っている。他の役所では考えられない」との声が出ている。細野氏が担当する原子力分野は専門性も高く、再発防止の具体案取りまとめに必要な支援が十分得られるかどうか危ぶむ声も少なくない。(2011年6月28日00時56分 読売新聞) 本当にガッカリ。収束させない方が、自分が長く首相が出来るとか思ってませんか?
菅首相、退陣の3条件を明示=再生エネ法成立など-時期は依然不透明 菅直人首相は27日夜、東日本大震災の復興担当相新設に伴う人事を終えたのを受け、首相官邸で記者会見した。自らの進退に関し、首相は「2011年度第2次補正予算案、再生可能エネルギー促進法案、(赤字国債発行に必要な)特例公債法案の成立が一つのめどになる」と述べ、これら三つの成立が退陣の条件との認識を表明した。ただ、具体的な時期は明らかにせず、8月31日までの延長国会中に退陣するかは依然不透明だ。 首相の会見は今月2日夜以来。首相は同日の民主党代議士会で、震災と原発事故対応に「一定のめどが付いた段階」で退陣する意向を示していた。首相はこれまで、退陣時期の明示を求める岡田克也幹事長ら党執行部に対し、これら三つの成立に意欲を示していたが、首相自身が自らの言葉で「一定のめど」を具体的に説明したのは初めて。 27日夜の会見で首相は、延長国会中に3条件が整わなかった場合の対応について「(これらの)成立をもって『一定のめど』と申し上げている」と述べ、退陣時期には触れず続投への意欲をにじませた。再生エネルギー法案が成立しなかった場合に衆院を解散する可能性については「何としても私の内閣の責任で成立させたい」と強調し、否定しなかった。(2011/06/28-01:02)安全性確認したら「停止原発は再稼働」2011.6.27 23:15 菅直人首相は27日夜の記者会見で、停止中の原子力発電所について、「安全性をきちんと確認していく中で、稼働させていくと考えている。安全性を徹底的に検証していくところからスタートしていくのが重要だ」と述べた。何ともみっともない。自民党からの引き抜きなどをして、相変わらずの政局遊び。震災直後に、自民党の谷垣に入閣を求めておきながら、即答できないといったら、それは断ったということでと電話を切って、自民党は協力的でないと吹聴したのと手口は同じ。お人好しの谷垣が復興支援に手伝うと言っている横で、こんなことをすれば自民党が硬化するのは当たり前。まあ、それでまた自民党は協力的でないと言うのでしょう。実際、騙される人も多いですしね。ただねぇ、被災地は苦しんでいるんですよ。本当に。自分が在職中に、まともに給食も食べられない子供が居ることに目を向けて欲しい。自殺者が増えていることに目を向けていて欲しい。私には、どうしてヘラヘラ笑ってられるのか分かりませんよ。ついでに、原発。分かっちゃいるけど二枚舌。結局、菅の考えでは「自然エネルギー」を促進したところで、それは火力・水力分が減るだけの話。原子力発電を減らすというビジョンは持っていないようです。念のために書いておきますが、浜岡原発は廃炉ではないですからね。堤防を作るあいだの約2年間停止させただけです。はぁぁ~。
福島第1原発:アユ出荷停止を福島県に指示 政府は27日、暫定規制値を超える放射性物質が検出された福島県の阿武隈川(信夫(しのぶ)ダムの下流域に限る)と真野川、新田川で取れるアユ(養殖を除く)について出荷停止を同県に指示した。アユの出荷停止は初めて。いずれの川も漁の解禁日は7月1日。阿武隈川のうち信夫ダムの下流域についてはウグイの出荷停止もあわせて指示した。 また、政府は同日、神奈川県中井町で生産される茶の出荷停止も指示。同県産の茶の出荷停止は、既に指示が出ている南足柄市や相模原市などと合わせて計10市町村に広がった。【佐々木洋】毎日新聞 2011年6月27日 21時48分(最終更新 6月27日 23時42分)完全にうちの周りは全て出荷停止になってしまった…。(滝汗)21日の雨と風の動向から、松戸や柏を襲った放射能雲の主流は、茅ヶ崎方面に南下し、小田原方面に向かったのではないかと思っていました。山の関係などから、伊勢原・秦野・松田は大丈夫ではないかと予測していたのですが、やはり丹沢の風は難しいですね。第二次世界大戦中は、日本軍も米軍も丹沢は避けて飛行したそうですから…。松田と中井町の出荷停止には驚いています。県は計測をしていないですが、津久井、愛川町、清川村あたりにも、線量はものすごく高いものではないでしょうが、プチホットスポットが出来ているのではないかと思います。北向き・東向きの斜面が疑わしいと感じています。分からないのが、静岡の汚染です。静岡中部と伊豆の野菜は食べていたので…。事故後、神奈川の野菜を含めて東日本の野菜は青森・北海道以外は避けていたのですが、いよいよ周辺のスーパーの野菜売場にはほとんど買える野菜がなくなりました。(汗)ボチボチ西に買い出しに行かないと…。
循環冷却、1時間半で注水停止…配管水漏れ 東京電力は27日午後4時20分、福島第一原子力発電所の原子炉から漏れ出した高濃度汚染水を浄化し、冷却水として再利用する「循環注水冷却」を開始した。 しかし、注水用配管の継ぎ目に水漏れが見つかり、約1時間半後に原子炉への注水を停止した。28日早朝から原因調査と対策を進める。 東電によると、建屋地下などにたまった汚染水を浄化する処理システムは、稼働を続けている。原子炉への注水は、従来のタンクからの配管に切り替えて継続しており、問題ないという。 水漏れがあった配管はポリ塩化ビニール製で直径が約10センチ。原子炉への注水ポンプに真水を送る配管で、流量調整に向かった作業員が漏出を見つけた。東電は、漏れた水は処理済みのため、作業への影響はないとしている。(2011年6月28日01時31分 読売新聞)
3歩進んで2歩下がるという感じですが、漏れたところが良かったですね。高濃度汚染水だと六ヶ所のようになってしまいますからね。気温も高くなってきていますし、事故やケガなく作業をして欲しいです。
福島原発事故:神奈川、山梨、静岡も食品検査の対象に2011年6月27日 18時57分 政府の原子力災害対策本部は27日、食品に対する放射性物質の検査計画の策定を求める自治体に新たに神奈川、山梨、静岡の3県を追加し、個別品目として茶、水産物、麦を加える方針を明らかにした。 4月上旬に策定したこれまでのルールでは、事故後に農産物の出荷を停止した福島などの4県と周辺7県を対象にしていたが、事故の影響が長期化していることから改正する。 同日、原子力安全委員会(班目春樹委員長)に諮ったところ、同委員会は、食品衛生法に基づく暫定基準値に代わる新たな基準を早急に定めるよう助言した。 新ルールでは、半減期が短い放射性ヨウ素の検出レベルが低下する一方、半減期が長い放射性セシウムが一部食品から検出されていることから、出荷制限の解除などにセシウムの検査結果を勘案することを盛り込んだ。神奈川か…。山梨・静岡か…。麦か…。厳しいなぁ。
上関原発の埋め立て免許、山口知事「延長認めない」 中国電力(広島市)が山口県上関町で進める上関原子力発電所建設計画について、同県の二井関成知事は27日の県議会で、来年10月で失効する予定地の公有水面埋め立て免許の延長を認めない方針を表明した。 国がエネルギー政策の見直しを打ち出していることを受けたもので、中国電力が計画する来年6月の原子炉着工の大幅な延期が決定的となった。 6月定例会で自民党議員の代表質問に答えた。二井知事は「国がエネルギー政策を見直していて、埋め立ての目的の原発立地自体が不透明な状況となっている。このような状況が続く限り、たとえ延長申請があっても認めることはできない」と述べた。 上関原発は、瀬戸内海に面した海域約14万平方メートルを埋め立て、陸上部を含む計約51万平方メートルの敷地に原子炉2基を建設する計画。県は海域の埋め立て免許を2008年10月に許可した。中国電力は09年10月に着工したが、ほとんど進まないまま福島第一原発の事故後、県の要請を受けて中断している。(2011年6月27日 読売新聞)
伊方3号機の燃料装填終わるも、愛媛県知事「再稼働同意は白紙」2011.6.27 13:51 四国電力は27日、定期検査で停止中の伊方原子力発電所3号機(愛媛県伊方町)に、プルサーマル発電に使用するプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料16本を含む燃料157本の装填(そうてん)作業を終了したと発表した。 四電によると、終了したのは26日午後8時ごろで、トラブルなどはなかった。 四電は3号機の再稼働を7月10日に予定しているが、愛媛県の中村時広知事は「再稼働に同意できるかは現時点で白紙」として、慎重な姿勢を示している。これは出来レースなんだろうか?それとも、四国電力の居直り強盗なんだろうか?いきさつは分かりませんが、知事が同意していないのに燃料を装填するというのはどういうことなんだろう?
米原発で非常電源作動 洪水で水流入 米ミズーリ川の氾濫により周囲が水に漬かったネブラスカ州のフォートカルフーン原発で26日、防水のため設置された臨時の堤防が壊れ、施設内部に水が流れ込んで電源が一時失われたため、非常用のディーゼル発電機を作動させた。AP通信などが伝えた。 その後、外部から電気供給が可能となり、非常用電源は必要なくなった。同原発を所有するオマハ電力公社や米原子力規制委員会(NRC)は、防水措置は何重にも施されており、安全性に問題はないとしている。 同原発は燃料補充のため4月上旬に運転を停止。その後も、洪水の可能性が高まったため停止を続けている。 同原発一帯は6月中旬までに水に漬かった。東日本大震災後の津波で福島第1原発の事故が起きたこともあり、住民から安全性を懸念する声が上がっている。(共同)
ワカメ商品表示偽装:生産者ら強い怒り 加工業者おわび--県庁で緊急会議 /徳島 「春木圭二商店」による鳴門産ワカメの産地表示の偽装が明らかになったことを受け、県や生産・加工業者らは24日、県庁で緊急会議を開いた。過去に相次いだ加工業者による産地の偽装で、関係者が一体となって信頼回復を図る途上にあっただけに、生産者からは「何をやっているんだ」と強い怒りの声が上がり、加工業者が「痛恨の極み。心からおわびしたい」と陳謝する場面もあった。 生産者として出席した県漁連の江口定幸専務理事は「漁業者は寒さの中でも作業している。団体として憤りを感じる」と不快感をあらわにした。問題となった会社は、鳴門市の加工業者でつくる「鳴門わかめブランド対策部会」にも加わっており、同部会の八幡昭彦部会長は「部会として厳重に対処したい」と釈明した。 鳴門産ワカメを巡る産地偽装は08年1月に大きな問題になり、県は同年2月までに計13の加工業者に是正指示や厳重注意をした。しかし、09年にも別の業者が中国産を国内産と偽装していたことが発覚し、翌年には業者が不正競争防止法違反容疑で逮捕される刑事事件に発展している。 県は、鳴門産ワカメをはじめとした県産ブランド商品の信頼回復に向け、10年度から商品を無作為に抽出し、成分検査をするなど食品表示の監視態勢を強めている。そのさなかで偽装表示の発覚に、熊谷幸三政策監は「極めて残念。特に鳴門ワカメには、県として徹底的に対策する」と強い懸念を示した。毎日新聞 2011年6月25日これで逆に鳴門産ワカメは逆にしばらく安心かな。それにしても、ピリピリしているときに、関係者は何をしてくれるんだろうという気分でしょうね。食品偽装は徹底的にやってもらわないと!
http://sky.geocities.jp/gere_mb0708/kaku-index.htmlいろいろとブックマークするのが面倒くさくなったので自分用です。有益なサイトがありましたら、ツイッター@aminosuppleやブログコメント、メールなどからお知らせ下さい。これから、コツコツと各地の放射線量などを増やしていこうと思っています。
ちなみに、東京電力ふくいちライブとJNN/TBSライブは1分ごとの更新です。
ODAで復興支援、11年度 被災地水産品など提供 政府開発援助(ODA)配分など2011年度の国際協力重点方針案が26日、判明した。東日本大震災被災地の水産加工食品などを購入して途上国に提供するなど、国際社会にも「開かれた復興に資するためのODA活用を最優先課題とする」と明記。被災地に外国人研修員を積極的に受け入れることで風評被害防止にも取り組むとした。 政府は27日に決定する。震災復興に巨額の経費がかかることからODAを削減すべきだとの意見が出ていることを意識し、復興への貢献を前面に打ち出した形。一部は11年度第3次補正予算案に盛り込む考えだ。2011/06/26 19:54 【共同通信】恥ずかしい。腹が立つし、こんなみっともないことはない。現実に、生き残った会社の宮城の水産加工品の売れ行きは良くないそうです。もちろん、水産物に対する不安からのようです。残念ながら、福島とは事情が違います。だからって、売れないものを買い取って外国に送りつけるというのはどういうものだろう。外国人研修生を受け入れるというのも、それによる安全性のアピールなんだろう。発想が、モンゴルに核燃料の最終処分地を作るのと似ていて、本当に恥ずかしい。だったらそのまま外国にお金を送った方がいい。
3号機プールにホウ酸水注水、アルカリ腐食防止 東京電力は26日、福島第一原子力発電所3号機の使用済み核燃料貯蔵プールで、ホウ酸水の注水を始めた。プールの水が強いアルカリ性を示し、放置すると核燃料を収納するアルミ製の枠組みが腐食する恐れが高いため、26~27日に計90トンのホウ酸水を入れて中和する。プールには566体の燃料集合体が入っている。 3号機は水素爆発で原子炉建屋の上部が崩壊し、大量のがれきがプール内に落下した。がれきのコンクリート片からアルカリ成分(水酸化カルシウム)が溶け出しているとみられる。1号機のプール水も同様にアルカリ性に偏っており、今後、ホウ酸水注入を検討する。2、4号機はがれきの落下が少なく、水質に問題はないという。(2011年6月26日20時52分 読売新聞)1~3号機循環注水冷却、きょう午後開始…東電 東京電力は26日、福島第一原子力発電所で生じた高濃度汚染水を浄化し、原子炉の冷却に再利用する「循環注水冷却」を、27日午後に開始する見通しだと発表した。 すでに淡水化処理を終えた水が約1500トンたまっており、この水を1~3号機の原子炉に注水する。 一方、同原発3号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールを冷やす装置は、30日に稼働させると発表。5月31日に運転を始めた2号機に次いで2基目となる。事故収束に向けた工程表では、冷却装置の稼働は、10月中旬から来年1月中旬までの間を目指しており、前倒しで実施することになる。 3号機のプールでは、定期的な注水によって水の蒸発分が補われてきたが、水温は推定75~80度。建屋のコンクリートは65度以上にさらされると劣化が早まる。原子炉建屋に隣接する廃棄物処理建屋に熱交換器を新設し、プールにつながる配管を接続。建屋の外に空冷式の冷却塔を置いた。(2011年6月27日01時25分 読売新聞)今日になって、突然3号機の使用済み燃料プールの話題が出てきました。正直、もう3号機の燃料プールはダメだと思ってました。プールの温度とかは出てきますけれど、それ以外の報道は全くなかったですからね。「あったんだ…」って気分です。再臨界は不安ですが、存在しているということに安心したニュースです。しかし、中身は悪いニュースと良いニュース。中部大の武田教授も書いていますが、「ホウ酸」という単語が出てきたときには「再臨界」の恐れが出てきているということです。ちなみにPH11.2。つまんない話ですけど、白馬の温泉に燃料棒を入れると再臨界しちゃうのかと…。(笑)不気味な話ですが、今日も東電のライブカメラを見ていると3号機・4号機から、モクモクと煙が出ています。(たぶん水蒸気で再臨界とは関係なし)JNNの方を見てみると、画面は真っ黒なんですが、ときどき点のような小さな光が不規則にピカピカ。まあ、なんだか分かりません。さらには、嬉しいことに3号機のプールの冷却装置も前倒しで起動。ただし、3号機の炉内の燃料に対しては、汚染水の問題でギリギリの注水しかしていません。3号機はこれからも注意です。
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